子どもが、哺乳瓶をいつまでも使っていると、ママは「このまま哺乳瓶を卒業できないのではないか」と不安になるかもしれません。多くのママは、離乳食後期になったころから哺乳瓶をいつまで使うべきか悩むようです。今回は「哺乳瓶をいつまで使ってもいいのか」を考えて、親子にとって一番いい卒業のタイミングと方法を考えてみましょう。
哺乳瓶っていつまで使う?
哺乳瓶は、子どもが生まれてすぐに使い始めます。そして、いつしか毎日の生活にかかせない必需品になっているのです。しかし、いつかは哺乳瓶ではなくコップを使って飲まなければなりません。まずは「哺乳瓶はいつまで使うものなのか?」また「いつまで使っていいのか?」を考えてみましょう。
食事から栄養を摂れるようになるまで
離乳食が進むと、徐々にミルクの量が減っていきます。栄養のほとんどを食事から摂れるようになってきたら、哺乳瓶を卒業するタイミングかもしれません。一歳になっても栄養が気になってミルクを飲ませている場合は、哺乳瓶に入れてミルクを飲ませるのではなく、食事の材料にミルクを使う方法もあります。
ストローマグを自分でつかむようになるまで
哺乳瓶をいつまで使うかは、子どもの発達にあわせてみるといいでしょう。子どもは、10カ月ごろになると、指先に力をいれられるようになります。子どもが、哺乳瓶を自分で持って飲んだり、ストローマグを自分でつかんだりするようになったら、思い切って哺乳瓶を卒業してみましょう。最初のうちは、ストローマグを持たせても吸うことができず、ブクブクと吹いて遊ぶかもしれません。しかし、一度吸って飲むことを経験すると、あっという間にストローマグで飲めるようになります。
牛乳を飲めるようになるまで
牛乳をごくごくと飲めるようになれば、カルシウムは牛乳から摂ることができます。ミルクの甘さになれている子どもは、甘くない牛乳を嫌うことがあるかもしれません。牛乳は、温めると甘さを感じやすくなります。牛乳を人肌程度に温めてコップで与えてみましょう。子どもの中には「ミルクは哺乳瓶で飲むもの」「牛乳はコップで飲むもの」と思いこんでいる子どももいます。その場合は、飲み物を牛乳に変えるだけで哺乳瓶を卒業することができるでしょう。
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哺乳瓶をいつまでも卒業しないとどうなる?
哺乳瓶の卒業時期は、個人差が大きいようです。ママは「いつかは卒業できるから」と思っているかもしれませんが、卒業が遅すぎてしまうと困った問題が起こるかもしれません。ここからは、哺乳瓶をいつまでも卒業できないと起こるかもしれない問題点についてお話しします。
哺乳瓶を使うことが習慣になり卒業しにくくなる
哺乳瓶をいつまでも使っていると、哺乳瓶を使うことが習慣になってしまいます。小さいときには「何を使って飲むか」よりも「何を飲むか」に興味があるため、哺乳瓶からマグやコップに変えてもこだわりは少ないでしょう。しかし、二歳を過ぎたころからは自我が出てきます。コップが使えるか使えないかではなく、哺乳瓶へのこだわりをなくすことが大変になるのです。
乳歯が虫歯になりやすくなる
個人差はありますが、生後半年くらいで乳歯が生えてきます。乳歯はやわらかく虫歯になる可能性が高いです。哺乳瓶は、コップよりも飲む時間がかかります。ミルクには糖分が含まれているため、哺乳瓶でミルクを飲んでいると、乳歯は長い時間、糖分にさらされることになります。特に、寝かしつけに哺乳瓶を使ってミルクをあげていると、糖分が乳歯についたまま眠ることになるため、より虫歯になりやすくなるでしょう。
親の心配のタネになりストレスになる
一歳を過ぎたころから、哺乳瓶を卒業する子どもが増えてきます。そして、一歳半には哺乳瓶だけでなくミルクも卒業し始めるのです。しかし、哺乳瓶の卒業や卒乳は個人差があります。同じ歳の子どもがマグやコップでお茶を飲んでいると、ママは自分の子どもと比べてしまい、ストレスに感じるかもしれません。ただ哺乳瓶を使っているだけなのに、ママは「甘えているのかしら」や「哺乳瓶だけでなく他にもできないことがあるのでは? 」と悩んでしまい、ストレスを抱えてしまうこともあるのです。
ママがストレスでイライラしたり、暗くなってしまったりすると、子どもは不安な気持ちになります。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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