まだ更年期になる年ごろではないはずなのに、何となく体調がすぐれないといったことはありませんか？実は産後ママや子育てママの間でプレ更年期という症状が起きていることがあるのです。ここではプレ更年期の症状や予防法、乗り越え方についてご紹介しています。プレ更年期を乗り越える方法がわかれば本番の更年期が来た時も安心です。日ごろから何となく体調が気になる方はぜひこの記事を参考にしてください。
プレ更年期について知ろう
30代から40代半ばくらいの女性の間で、何だか更年期のような症状を感じると悩んでいる人たちがいます。ここではプレ更年期、プチ更年期などといわれるこれらの症状についてご紹介します。
更年期とはどんなもの？
更年期とプレ更年期はどう違うのでしょうか？まず、プレ更年期は閉経とは直接関係はなく、医学用語でもありません。これに対して更年期とは、閉経の前後5年くらいに現れる体調不良のことです。日本人は40歳前半から50歳後半くらいに閉経を迎えますが、40代では1/4、50代では約半数が自分は更年期だと自覚しています。更年期の症状や感じ方は人それぞれですが、肩こりや頭痛など今までも感じていた、ささいな具合の悪さがよりひどくなるのが一般的です。初期症状では何だかだるいと感じる程度のことが多く見過ごされやすい状況です。
プレ更年期とはどんなもの？
プレ更年期の症状は基本的に更年期と同じです。特に以下のような症状がある場合はプレ更年期かもしれません。
- 肩こり、腰痛、手足の痛みを感じる
- すぐに疲れる
- 頭痛、めまい、吐き気がある
- 顔がほてる
- 首から上に汗をかきやすい
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 怒りやすく、すぐイライラする
- 肌がカサカサしてかゆい
ちょっと待って？それは本当にプレ更年期？
ただし、先に挙げた症状があるからすぐにプレ更年期と判断するのは少し注意が必要です。
一般的に20代、30代女性の月経関係のトラブルというと
- 体重減少性無月経
- 月経不順
が挙げられます。もしプレ更年期のような症状がある場合も、無理なダイエットはしていないか、ホルモンバランスは乱れていないかなど、まずは別の問題を疑うのが先決です。
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プレ更年期が起こる原因とは
プレ更年期は更年期とは異なり卵巣の機能が急激に衰えているわけではありません。ここではプレ更年期の主要な原因を三つご紹介します。
エストロゲンの減少
エストロゲンとは卵胞ホルモンとも呼ばれ、女性らしさのもととなるホルモンです。通常生理の終わり頃から排卵前にかけて多く分泌されます。妊娠に備え子宮内膜を厚くするほか、肌の調子を整え気持ち安らかになる働きがあります。
しかしプレ更年期の場合、このエストロゲンの分泌がうまくいっていないことが考えられます。本来は落ち着いて過ごせる時期にもかかわらずホルモンバランスが崩れることで感情が高ぶったり、肌の不調や頭痛を呼び起こしたりしてしまいます。
セロトニンの減少
セロトニンは脳内で神経細胞同士が情報をやり取りするのに欠かせない神経伝達物質の代表格です。通称幸せホルモンとも呼ばれ、気持ちを落ち着かせる作用があります。セロトニンを合成するには、先に紹介したエストロゲンが欠かせませんが、排卵後～生理前はエストロゲンの分泌が比較的少なくなります。プレ更年期の場合、生理周期とは関係なくセロトニン脳内で不足がちでイライラしやすくなるのです。
ストレスの増加
先に紹介したように、ホルモンや神経伝達物質のバランスが崩れるとプレ更年期がよりひどくなります。これらの内部要因とは別に、日ごろ生活するなかでストレスが多くかかっている場合もプレ更年期の症状を重くする原因です。
プレ更年期に悩む30代、40代の女性は出産や育児、仕事、家族との関係など多くのストレスを抱えています。どうにかやりこなせているつもりでも、知らず知らずのうちに体に疲れがたまり、イライラや不安、あせりなど心の不安を感じていることがあります。これらのストレスが増えてくると徐々に体調が乱れてきてしまいます。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします！
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