小学生に上がる7歳を節目に、子どもは成長して変わっていきます。園児の頃と同じ育児をしていると、少しだけ違和感を覚えることがあります。7歳からの子育ては、それまでの育児と少しだけ変える必要があります。五つのポイントを押さえて、子育てをより良いものにしていきましょう。
7歳から子どもは変わる
子どもの成長はとても早いです。幼児の頃は、ハイハイができるようになったり、一人で立てるようになったりと見た目でわかる成長が多いです。幼稚園や保育園に通う園児も、お手伝いをしたり、わがままを言わないように我慢したり、友達と仲良くするなど目立った成長が見られました。
7歳になり、小学校に通う学童になると見た目ではわからない、内面的な成長がメインになっていきます。「今まではこうだったから」と決めつけてしまうと子どもとのギャップに悩まされることもあります。
内面的な成長は見えにくい
学童になると、勉強面での成長が確認できます。勉強ができる、といってもその場で理解できる子もいれば、時間をかけて理解する子どももいます。子どものペースを理解して付き合っていくことが大切になります。
行動が変化する時期
学童になると、周りから多くのことを学びます。友達やお母さん、先生のまねをしたり、友達と似たような考え方になっていき、両親との考え方と少し違ったことを考えていたりと、見えない部分が多くなります。子どもは一日にあったことで多くのことを学んでいくのです。
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子どもの成長をしっかり見つめる
「今日何があったの?」と子どもの話を聞いて、子どものことをわかったように思わないようにしましょう。その日に何があったかを聞くことは大切ですが、それによってどう思ったのか、どう考えたかを感じ取ってあげることが大切です。
実はおとなしい子だと思っていた子どもが、学校では活発で発言も多いなんていうことがあるので、そういったずれがないように、子どもをよく見るようにしましょう。
今までできなかったことができたら褒める
園児はどちらかというと毎日続けるということを苦手としています。短絡的な考え方がメインの園児から、長期的に考えられる学童に変わり、パズルなど根気が必要なものを完成させたときには「ちゃんと続けて偉いね」と声をかけてあげましょう。ちゃんと最後まで続けなさいと言ってしまうと反発してしまうことがあるので、あまり口出しをせずに見つめることが大切です。
言動にも注意が必要
学童になるにつれて、言動が変わってくることがあります。本当は欲しくても欲しくないと言ったり、逆に友達に気を使った発言をしたり、内面の変化が見られます。いつも子どものことを見て、しっかりと理解していないと心理がわからなくなってしまうので注意が必要です。
叱ることを止める
7歳からの子どもは、わざと悪いことをすることもあります。それをただ叱るのは、子どもの成長の妨げになってしまうので、ただ叱るのではなく「どうしてそうするの?」と耳を傾けてあげることも大切です。園児は、怒られないようにしようと考えることが多いですが、学童はどうしてだめなのかを考えることができるようになっています。そのため、頭ごなしに叱ってしまうと、わかっているのに、と子どもを反抗期に向けてしまうのです。
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20代後半。家族構成は妹と妹の息子です。大学卒業後機械メーカー勤務、その後ライターになるために脱サラ。現在は塾講師とライターで生活しています。教員免許中学・高校 数学理科を取得。子どもが自ら考えて成長できる場を作っていきたいと考えています。
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