待望の赤ちゃんが生まれて、ママにとってもはじめての経験となる授乳。できれば母乳で育てたいと考えているママも、ミルクでもあげた方がよいのかと不安になったり、授乳に関しての悩みや疑問が出てきたりと、不安になることが多くなりますよね。
ここでは、そうした授乳に関する悩みと共に、母乳とミルクの混合育児を行う際のコツについてご紹介します。
母乳育児とミルク育児と混合育児の違い
母乳育児について
ママが最初に赤ちゃんに与えるのは母乳ですが、ミルクに頼らず母乳だけで育てることを完全母乳育児(完母)と呼びます。完全母乳育児は、ママにとっても赤ちゃんにとっても、授乳のたびに密着をするので、スキンシップを多く取ることができ、赤ちゃんにとってのメリットといえば、乳幼児突然死症候群やアレルギーの予防などがあり、ママにとってのメリットといえば、産後ママの子宮収縮の促進を促し、回復を手助けするほか、乳がんや子宮がんなどのがんなどの予防につながるとされています。
デメリットは、赤ちゃんの飲む量が分からないため、赤ちゃんが何度も欲しがるたびに授乳しなければならなかったり、ミルクと比べビタミンDが少なかったり、乳頭や乳首にトラブルが起きやすいなど、デメリットの方が少し目立つかもしれません。
ミルク育児について
完全母乳育児とおなじように、ミルク育児はミルクだけで育てることです。ミルクは母乳育児と違って3時間に1回など、ある程度時間に余裕をもってあげることが可能で、ほかには、他人にも預けやすい、母乳に含まれないビタミンDの摂取が可能などのメリットがあげられます。しかし、粉ミルクの費用や作る手間、荷物がかさばるなどのデメリットもあります。
ミルク育児を選ばれる方は、母乳で育てたかったが母乳が出ない、赤ちゃんが母乳を飲んでくれないなどの理由から選ばれる方もいらっしゃいますし、母乳育児とミルク育児のメリット・デメリットを参考に選ばれる方もいらっしゃいます。
混合育児について
混合育児は、母乳とミルクの両方を与える授乳方法を指します。混合育児は、赤ちゃんの母乳不足を解消するということから、多くの方が取り入れる育児方法です。あらゆるメリットが多い母乳育児ですが、母乳を与えるにはママの食生活にも気遣わなければいけませんし、母乳が出ないなどママにとってのストレスになるデメリットも目立ちます。
それらの負担を少しでも軽くするために、混合育児では母乳で足りない栄養素を粉ミルクで補ったり、仕事に行く際に預けたりと、母乳育児やミルク育児に比べてメリットが増えます。
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混合育児のメリット・デメリット
前述で混合育児のメリットとデメリットについて少しご紹介しましたが、詳しくとりあげます。
混合育児のメリット
- 赤ちゃんの栄養不足の解消
- ママの睡眠不足解消
- 人に預けやすくなる
- 完全母乳にこだわる必要がなくなる
- 授乳時まわりの目を気にしなくてすむ
完全母乳で育てる場合と比べて、混合育児はママにとっての負担が減っているのが分かると思います。外出先ではミルクを与え、家では母乳を与えるなどの選択をすれば、授乳時にまわりの目も気にしなくてすみますね。
混合育児のデメリット
- 費用と手間がかかる
- 外出時の荷物が増える
ミルクで育てる場合と混合育児のデメリットはほとんど一緒になりますが、外出時のメリットを考えると仕方ないのかもしれません。
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33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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