赤ちゃんの体はまだ小さいため、おんぶをするとなると”おんぶひも”を使用することが多いと思いますが、ほとんどの方は家事をする際に使用するだけではないでしょうか。しかし、赤ちゃんをおんぶするということは、実は脳の育成につながるのです。今回はおんぶをすることで赤ちゃんに現れる効果やママのメリット、注意点も併せてご紹介します。
おんぶが赤ちゃんにもたらす効果って?
たくさん抱っこしてあげてくださいね、なんて産院で言われたことはありませんか?しかし、抱っこすることはもちろんですが、おんぶにもたくさんのメリットがあります!大人から見ればただおんぶをしている状態が、どうして赤ちゃんによい効果をもたらすのでしょうか。
視界が広がることで好奇心を刺激する
人間には視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚といった五つの感覚がありますが、中でも大切なのは「視覚」です。外部から情報を得る際、そのほとんど視覚を通じて得ていることになります。そのため、対面で抱っこをしていてはパパやママの胸で赤ちゃんの視界を遮ることになるので、情報を得る機会を奪うことになるのです。一方のおんぶは視界が広がり、赤ちゃんの脳へたくさんの刺激を与えられます。
赤ちゃんにとっては学習の時間になる
おんぶをするということは、赤ちゃんもパパやママと同じ高さから景色を見ることができるため、「知的好奇心」を育成することができます。おんぶは、普段の視界では見ることのできない時間を楽しむことができると同時に、パパやママの行動を自分が再現するにはどんな行動をしたらいいのかと考える”学習時間”でもあるのです。
運動神経や姿勢を鍛えるきっかけとなる
おんぶはおしりを支えているだけの状態にあります。おんぶをされた赤ちゃんは、パパやママと同じ視線にある普段と違った景色を見るために、自ら背中にしがみついて腰を伸ばして立ち上がる動作をします。赤ちゃんの運動神経の発達には個人差がありますが、おんぶをするとお座りした状態から立ち上がる練習になったり、体幹が鍛えられてよい姿勢をつくるきっかけとなったりするのです。
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ママにもたくさんのメリットがある!
おんぶをすることのメリットは赤ちゃんだけではありません!体重もあるので体は少々キツい部分はありますが、ママとしては精神的に非常に楽になるのではないでしょうか。ここではおんぶで得ることのできるママのメリットをご紹介します。
背中を通じてスキンシップをとれる
おんぶをしていると赤ちゃんのぬくもりが感じられ、ママになった実感がさらに湧くのではないでしょうか。赤ちゃんはママの匂いが大好きですし、鼓動を感じることで安心することができます。また、おんぶをしていれば赤ちゃんに寂しい思いをさせていないかと悩む必要もありませんね。背中を通じてスキンシップをとりながら家事等もこなせるのです。
忙しいママにはとってもおすすめ!
おんぶひもを愛用している保育園の先生って多いですよね!おんぶは足元まで視界を確保することができ、体の中心で重さを支えることができるため、抱っこと比べると体への負担も軽く済みます。やらなければいけないことがあるのに赤ちゃんから少しでも離れると泣かれてしまう、なんてときはおんぶひもを使っておんぶをすることで解消されることもありますね。
両手があくことで時間をつくることができる
よく、「赤ちゃんとずっと一緒にいると一人の時間がとれない」といった悩みを持っているママを見かけますが、おんぶひもを使用して両手があけば、一人の時間はとれなくとも”自分の時間”をつくることができます。後ろで暴れられては書き物などは難しいですが、コーヒーを入れて雑誌や本を読む程度でも少しはリラックスできるのではないでしょうか。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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