赤ちゃんが授かることは、夫婦にとって、とてもうれしいことで、「すぐにでもこの喜びを周りの人に伝えたい!」と考えるものです。両親はもちろん、親戚や親しい友人など、報告すべき人たちはたくさんいるので、それぞれ報告すべきタイミングは違います。今回は、夫の職場での妻の妊娠報告のタイミングと仕方についてご紹介します。
夫が職場へ報告する前に注意すること
妊娠したからといって嬉しさのあまり勢いで報告をするのは避けたいところです。特に夫婦で同じ職場などで働いている場合は、なおさら慎重に報告しなくてはいきません。
では職場には妻の妊娠を、「いつ」、「誰に」、「どのように」報告したらよいでしょうか。
安定期にはいってから報告する
奥さんから妊娠の報告を受けて、うれしさのあまり、夫がすぐに周りの人たちに話してしまうのは、絶対にしてはいけないことです。妊娠の初期、21週目くらいまでは、10パーセントから15パーセントほどの頻度で胎児が育たなかったり、流産を起こす危険がともないます。職場に妊娠報告してしまった後に、万が一奥さんが流産を経験してしまった場合、その旨を話す必要があります。流産は女性にとって、とてもツライものです。奥さんの精神的ストレスを大きくすることにつながりかねません。もちろん夫にとってもツライ経験です。そのため流産の不安が少なくなる安定期に入ってから報告するようにしましょう。
奥さんと相談して決める
たとえ安定期に入ったあとでも、誰に報告するにしても、必ず奥さんに相談してから報告するように心がけてください。妊娠中の女性は、ホルモンバランスの変化から精神的に不安定になり、体調もすぐれないことも多いです。奥さんに気を使って周囲の人に自分から報告したつもりが、「勝手なことをして」といった、思わぬ反感を受けることになりかねません。酔った勢いで周りの人にいってしまった、などといったことはもってのほかです。それほどに、「いつ」、「誰に」、「どのように」報告するかは、奥さんにとっては重要なことです。2人でしっかりと相談し、十分な配慮をして報告するようにしてください。
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夫が職場へ報告するタイミング
一般的には、妊娠4カ月後半から妊娠5カ月くらいたった時期、すなわち安定期に入ってから報告する人が多いようです。このころになると、流産の心配も少なくなることから職場の人たちにも安心して報告できるようになります。
上司には事前に伝える
出産の立ち会いや奥さんの急な体調不良による、病院への付き添い、兄弟がいる場合は保育園の送り迎えなど、今後出産に向けての準備や対応でいろいろと職場の同僚や上司の協力が必要になることもでてきます。あまり遅くならないように、安定期に入ったタイミングで必ず報告してください。しかし安定期に入る前でも、奥さんのつわりがひどい場合には、夫のサポートが必要になってきます。妊娠初期の段階でも、直属の上司にだけは伝えておいて職場で配慮を受けられるように検討する必要があります。
急に、「妻の体調が悪いため今日は早めに帰らせてください。」などと伝えてしまうと、上司もびっくりしてしまいます。あらかじめ妊娠初期であることを伝えたうえで、妻の体調が不安定なため、調子が悪いときは仕事の都合をつけてもらえるように、協力をお願いするとよいでしょう。
(1)奥さんの体調が優れない場合は妊娠初期でも上司に報告してもよいかも
(2)遅くても安定期までには上司に報告しよう
出産予定日も伝える
出産予定日の前後に組んでいるプロジェクトがある場合は、仕事への影響が起こってしまうかもしれません。上司には妊娠報告とともに出産予定日も伝えてください。
出産に伴った里帰り出産、きょうだいの送り迎え、など突発的な遅刻や早退、お休みが生じる場合は合わせて伝えておいたほうがよいでしょう。仕事の進め方や社内処理、他に誰に伝えるべきか上司の指示を仰いでおくのが安心です。
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