猫は、魅力的で、とてもかわいい生き物です。もしも道端で、段ボール箱に入れられた子猫が捨てられているのを見つけたら、思わず抱き上げて家に連れて帰ってしまう子どもの気持ちは、よく理解できますよね。しかし、実際、自分の子どもが猫を拾ってきたらどうしたら良いのでしょうか?今回は、子どもが猫を拾ったときの対処方や、子どもへの伝え方のポイントをご紹介します。
拾った猫をずっと家で飼育できる場合
拾った猫をずっと家で飼育できる場合は、最初に、猫の様子をよく観察してください。次に、動物病院で、病気やケガがないか見てもらいましょう。最後に、猫の飼育に必要なグッズを購入すれば、あとは猫との楽しい共同生活が待っています。それでは、個別に詳しく見ていきましょう。
まずは猫の様子をよく観察しましょう
まず猫の様子をよく観察しましょう。子猫の場合は、おなかをすかせて衰弱している可能性があります。体が冷えている、震えているなどの様子がないかチェックして、古着や古タオルを敷き詰めた段ボール箱などに入れ、体を温めてあげてください。また、猫に人間用の牛乳を飲ませると、下痢をしてさらに弱ってしまうことがあります。特に子猫には、子猫専用のミルクをあげてくださいね。
猫を動物病院で診てもらいましょう
できれば当日、拾った猫に病気やケガはないか、動物病院で診察してもらいましょう。拾った猫を連れて行くことを、前もって電話で連絡しておくと良いですね。このときに、かかる費用の目安を聞いておくと安心です。ミルクやエサの与え方、排せつについてなど、猫の飼育に関する疑問や質問があれば、詳しく聞いておくようにしましょう。
猫を飼育するグッズをそろえましょう
猫の飼育に必要なグッズをそろえましょう。大抵のものは、ホームセンターやペットショップで購入可能です。取りあえず、猫の飼育に必要な最低限のものをそろえると良いでしょう。具体的にあげると、エサと、トイレ関連のものが必要になります。
- エサ関連のもの……水、子猫なら、子猫用ミルク(生後間もない赤ちゃん猫なら哺乳瓶も必要)、大人猫ならキャットフード。
- トイレ関連のもの……猫用のトイレ、猫砂
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拾った猫を一時的に飼育できる場合
飼い主が見つかるまでなら、拾った猫を一時的に飼育できる場合の子どもへの伝え方や、対処方法を見ていきましょう。基本的には、ずっと飼育できる場合と同じ手順で大丈夫ですが、新しい飼い主を探すアクションを起こすことが必要になります。
拾った猫を飼えない理由をきちんと説明しましょう
子どもは、「ずっと猫を飼い続けたい」という気持ちで猫を拾ってきています。ただ飼育できない事実を伝えるだけでななく、先住ペットがいる、赤ちゃんがいるなど、猫をペットとして飼えない理由を、きちんと子どもに説明してあげましょう。そして、「子どもと一緒に新しい飼い主を探すこと」が、子どもに猫との別れを上手に納得させるコツです。
拾った猫を一時的に保護する場合も動物病院へ
拾ってきた猫を一時的に保護するだけの場合も、やはり動物病院へ連れて行き、病気やケガのチェックをしてもらってください。短い間でも、エサや排せつの世話は必要になりますから、獣医師さんに詳しく聞いておくと良いでしょう。また、最低限、エサやトイレ関連のペット用品は購入が必要になります。最寄りのペットショップやホームセンターで買いそろえてくださいね。
新しい飼い主を見つけましょう
- 知り合いの中から探す。
- インターネットで会員制交流サイト(SNS)などを利用して探す。
SNSなどの猫の里親募集情報を参考にして、猫の写真や詳しいプロフィールを載せるようにしましょう。 - 動物病院を通じて探す。
- ボランティア団体を通じて探す。
インターネットなどで検索可能ですので、最寄りにないか調べて問い合わせてみても良いですね。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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