母乳育児は、赤ちゃんとの幸せなスキンシップの時間をとれるというだけでなく、栄養面を考えても、また経済的にも優しくいいことだらけです。でも実際は母乳がスムーズに出なかったり、思ってもみなかったりトラブルに悩まされるママも多いです。完全母乳で育てたいママさんはちょっとした食事への気遣いで悩みが解消することもありますので、参考にしてくださいね。
母乳を出やすくする食生活のポイント三つ
母乳をたくさん作り、たくさん出るようにするには欠かせない、三つの大きなポイントがあります。「私の食生活ってどうなんだろう?」と判断に困った時には、まずはこの三つのポイントを大原則として覚えておくと安心だと思います。
ポイント1:水分をなるべく多くとる
母乳の99%は水分です。母乳をたくさん作るためには水分をかなり意識して摂取する必要があります。脂質が多いものは控えた方がいいですが、基本的に水分であれば1日3リットル以上飲んでもまったく問題ありません。食事も水分の多い煮物やスープなどを多く取り入れましょう。ただしキンキンに冷えたものは身体を冷やしてしまいますので控えてください。
ポイント2:身体を温める食事を心がける
母乳はママの血液から作られています。すなわち血行をよくすることがとても重要なのです。そのためには身体をしっかり温めて、冷えから守りましょう。生野菜のサラダではなく温野菜にしたり、煮物を多く取り入れたり、温かいスープや鍋物もよいですね。また母乳は寝ている間に多く作られますので、寝る時も身体を冷やさないようにしましょう。
ポイント3:脂質はとり過ぎないようにする
脂質をとりすぎると、母乳もドロドロに固まりやすく、乳腺が詰まってしまう原因を作りやすくなってしまいます。また脂っこいお肉をたくさん食べた日の次は、母乳の味が変わることもあり、敏感な赤ちゃんは飲まないこともあります。母乳が外に出されないことによって乳腺が詰まり乳腺炎になるリスクもあります。脂質はほどほどにするようにしましょう。
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知りたい!母乳によい食べ物とは?
母乳によい食べ物って、なかなかイメージが湧きにくい方も多いと思います。お乳だから、乳製品?と思っている方もたくさんいるはずです。和食がよいとよく言われることについて、その実態はどうなのでしょうか?ぜひ参考にしてメニューに取り入れてみてください。
炭水化物はパンよりごはんがベスト!
母乳を出やすくするためには、炭水化物・糖質が必要となりますが、炭水化物をとる場合は脂質が多く含まれるパンよりも「ごはん」をチョイスしましょう。おまけにごはんは母乳の味もよくすると言われており、おかずは少なめでもOKなので、ごはんをなるべく多くとるようにしましょう。1食で2膳くらい食べてしまってもOKです。
根菜・冬野菜で血流をよくしよう!
ゴボウ・ジャガイモ・ニンジン・サトイモなどの根菜、身体を温める作用のある大根・ホウレンソウ・ネギなどは、血流をよくしてくれるので母乳によいとされています。調理方法も、生で食べるのではなく、火を通して温かい食事として食べるのがおすすめです。夏野菜であるキュウリ・ナスなどは身体を冷やす効果がありますので、母乳の出が悪い人は避けましょう。
おかしなら和菓子をチョイスしよう!
基本的に、糖質は母乳によいとされていますが、和菓子に比べケーキやクッキー、チョコレートなどの洋菓子にはバターや牛乳などに含まれる脂質が多く入っています。甘いものを食べたくなったら、あんこや豆類でできた和菓子などで植物性の甘みをとれるのがベストです!とはいえ食べすぎるとカロリーオーバーになってしまうので注意が必要です。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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