家族同然のぺットが死んだ時、どんな風に子どもに説明すればいいの?伝えたらいいの?という悩みを抱えてしまう親は多くいます。特に小さい子どもの場合は死の理解ができているのか分からず困ってしまいますよね。そこで、今回は子どもへぺットの死の伝え方と、子どもへフォローの方法について紹介していきます。
子どもにとって「死」ってどういうこと?
小さい子どもにとっては、まだ死を身近に感じることがほとんどありません。もしかしたら、ペットの死が初めて直面する「死」になるかもしれません。ペットの死は悲しいものですが、年齢によって死に対する理解度が違うので、分かりやすく伝えることが大切です。
5歳以下の子どもには理解が難しいことも
産まれる前からペットを飼っている人などは、子どもが小さいうちに死に直面することもあると思います。ただ、小学生未満の子どもはまだ死に対して理解が薄く、教えてもすぐに忘れてしまうかもしれません。死んでしまったと伝えても、どこか遠くに行ったことと同じような感覚で、「会えない」悲しみを抱えています。また、なぜ会えないのか毎日聞かれることもあれば、すぐに忘れてしまうこともあります。
6歳から9歳の子どもは理解してきている
6歳から9歳の子どもは、死がどんなものかを少しずつ理解してきます。しかし、死の概念そのものを理解している訳ではないので、死ぬということに強い恐怖感を覚える年代でもあるようです。ペットが死んだ悲しみと同時に、自分の身近な人間や親、または自分が死んでしまった時のことを考えて、強い不安に襲われることもあります。
10歳以上の子どもは十分な理解がある
10歳以上になると、子どもでも死の概念を十分に理解できるようになっています。生きているものはいつか死ぬということは分かっているのです。ですから、死んだペットには永遠に会えないということも理解しています。そのため、深い悲しみを抱えることになります。感情の行き場をなくしてしまう子どもも多くいるのが特徴です。
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ペットの死はどんな風に伝えるのがベスト?
年齢によって、死の捉え方・理解度は違うということをお伝えしましたが、年齢別でペットの死の伝え方が異なる訳ではありません。大切なのは子どもがどんな風に感じているのかを見極めて、その子に合った方法で伝えることです。
「お空に行った」って言ってもいいの?
小さい子どもに対しては、「お空に行ったんだよ。」「天国に行ったんだよ。」と話すことがあると思います。ただ、まだ死を理解していない子は、それでも会えないのは嫌だ!と言い張るかもしれません。もし、お墓や仏壇があるのなら、「見えないけどここにいるんだよ!」「かわいいおばけになって見守ってくれてるよ!」と伝えてはいかがでしょうか。
ペットの死の原因・理由の伝え方は?
ある程度、死に対して理解してきているのなら、なぜ死んでしまったのか?その原因や理由を正直に話してみてもいいかもしれません。どんな病気になっていたのか、寿命をまっとうすることができたのか、などです。特に小学生以上の子なら、うそをつかれるよりも正直に言ってもらった方が死を受け入れることができるという子もいます。話しても分からない時は無理に今理解させようとするのではなく、何年か後になってから話してもいいでしょう。
無理に死を伝えようとしなくても大丈夫
ペットの死を伝えている時に、悲しくて話を聞きたくない!ということもあるでしょう。そんな時は、無理に伝えようとせず、まずは悲しみを吐き出させてあげることの方が大切です。子どもなりに、少しずつ受け入れる準備をしています。ペットにもう会えないという事実から目を背けてしまう時があっても怒ることなく、子ども自身の感情を受け入れましょう。
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2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
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