4月から復職予定、わが子が待機児童になるのは絶対に避けたい・・・そんな気持ちからか、待機児童が深刻な地域では申込用紙に「嘆願書をつけて保育園に提出」が当たり前になっているとか?!嘆願書ってどういうこと?本当に効果あるの?出して選考の不利になることはないの?そんな疑問に答えていきます。ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも、嘆願書って何?出していいの?
「嘆願書を出している人がいる」そんな噂を耳にすることがあると思います。しかし多くの自治体では「嘆願書は選考には関係がない」としていますが、実際のところはどうなのでしょうか?点数が同点となった場合は、嘆願書があるのとないのとでは差があるのでしょうか。
嘆願書ではなく「申し込み理由別紙」を指します
嘆願書の実態とは言葉通りのものではなく、「入園希望理由欄の別紙」がそれに相当します。申請書に希望理由を書く欄は1~2行程度しかないことが多く、そこに書ききれない場合は別紙を用いてOK、という自治体があるのです。なぜその園でないとダメなのかを具体的に記載し、家庭事情の大変さを明確に伝えることで、希望が通りやすくなるという実情があるということです。
申請書には必ず嘆願書をつけるものなの?
全体の何割の人が嘆願書を提出しているのかは、具体的は調査が行われていないので正確にはわかりません。しかし、書く欄が少ないと「就労のため」としか書けないことになり、希望の園へ入園できないとどれだけ苦労するのか自治体側には全く伝わらないため、単純にポイントだけで判断されてしまいます。
そう考えると「この園に入れないと職場復帰できず失業してしまう」等、別紙を使ってでも具体的に書かれた嘆願書を提出すべきと考える人は多いようです。
提出することで選考が不利になったりしないの?
窮状を訴えるのみの「嘆願書」をやみくもに役所にたたきつけるのであれば、印象は悪くなってしまうかもしれません。しかし、記入欄に書ききれなかった分を別紙に書くことで選考が不利になることはまずないと言えます。
嘆願書を提出することに不安があれば、申込用紙をもらう際に「ここに書ききれない場合は別紙を使ってもいいですか?」と窓口で確認すると安心ですね。
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「希望理由別紙」に書く内容のポイントとは?
ここからは「嘆願書」ではなく「希望理由別紙」と表現することにします。実際に別紙を添えるにあたって、どんな内容について書いたら有利になるのでしょうか。選考のポイントを踏まえて、審査に通りやすくなる、具体的な内容の例をご紹介します。
選考のポイントその1.経済的な状況における具体例
働かなければ経済的に困ることになる方は、まずこのことについて書きましょう。職場の保証制度があまり充実しておらず、一定期間に復職できなかった場合に失職する可能性のある方や、就業できないと生活が成り立たなくなる恐れがある方などが対象となります。子育てや親の介護で費用のかさむ方は、金額を具体的に書くのもよいでしょう。
選考のポイントその2.育児を行う環境における具体例
育児を行ううえで、その保育園に預けなければ就業できない場合に書きます。例えば第1子がいて第2子を妊娠中の方や、双子や三つ子を育児中の方が対象となります。また、近くに両親や育児を頼れる知人がいない方も、自分だけでは育児環境に限界があるために対象となります。その保育園に入ることでどれだけ育児の負担が軽くなるか、入れないとどれだけ負担が重くなるかを記載するとわかりやすいですね。
選考のポイントその3.距離や時間における具体例
その保育園から自宅や職場の距離がとても近い方や、職場の就業時間が保育園の預かり時間に沿っている場合に書きます。その保育園に入ることで出勤時間に間に合う、または、終業時刻まで働いても園に迎えに行ける方が対象になります。その園に入れないとかなり遠くの保育園に行くことになり就業が難しい、お迎えの時間に間に合わないなど、具体的に書くとよいようです。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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