「食中毒」というのは、大変怖いものです。特にそれが、大人ほどの体力のない子どもの場合は注意が必要です。また、子どもは上手に自分の症状を伝えることができないため、大人ならばしないような行動もとってしまいがちです。このため、子どもの食中毒には大人の食中毒以上の注意が必要となってくるのです。今回は子どもがかかると恐ろしい食中毒についてご紹介します。
食中毒の種類について
子どもと食中毒の関係を知る前に、まずは食中毒の種類について知らなければなりません。
食中毒の原因には、大きく分けて、
- 微生物
- 化学物質
- 自然毒
- 寄生虫
の四つがあります。
このなかにある「微生物」はさらに、「細菌」「ウイルス」「真菌」に分けられます。「細菌」を「感染型」「生体内毒素型」「食品内毒素型」の三つに分けることもできます。感染型の細菌類の代表例は、「サルモネラ属菌」「カンピロバクター」「病原性大腸菌」などです。聞き覚えのあるものも多いのではないでしょうか。
生体内毒素型の代表例は、「腸管出血性大腸菌」などです。同じ毒素型でも、食品内のものの方は、ボツリヌス菌や黄色ブドウ球菌といった、比較的よく知られているものが並びます。毎年流行して多くの人を苦しめる「ノロウイルス」は、ウイルス系の原因のなかに分類されます。
「カビの生えたもの、古くなったものを食べておなかが痛くなった」という場合は、真菌性由来の食中毒を疑うとよいでしょう。
自然毒や化学物質による食中毒は、大人がきちんと気をつけていれば、避けることは比較的容易です。自然毒は、ジャガイモの芽などに分類される「植物性自然毒」と、ふぐの毒などに分類される「動物性自然毒」に大別されます。化学物質による食中毒は、洗剤の洗い残しや農薬などです。少し意識して気をつけたいのが、「寄生虫」によるもの。これはサケやイカなどについていることが多いものです。「アニキサス」という名称で有名になりましたね。
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子どもの食中毒、その症状は?
程度の差こそあれ、食中毒にかかった場合、多くのケースで吐き戻し(もしくは強い嘔吐(おうと)感)に見舞われます。また、下痢などが起きる可能性が非常に高いといえます。ただそれ以外にも、震え(悪寒)などが起こることもあります。症状の軽重は人によって大きく違いますが、おおむねこのような形をとるといわれています。命の危険につながることもあるので、保護者は意識して子どもを見守っていてください。
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