妊娠してうれしい!幸せ~!だけど…
赤ちゃんは無事に育つかしら?つわりってつらいの?夫は協力してくれるかしら?どこの病院がおすすめ?などなど不安はつきません。妊娠初期、みんなもどんなことで不安を感じているのか気になりますよね。同じ悩みを共有している仲間を見つけると何となく心強く感じるはずです。そんな不安をたまGoo!が大調査。読者のアンケート結果をもとに、妊娠初期に不安を感じること七選をお届けしたいと思います。
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妊娠初期ってどんな状態のこと?
まずは妊娠初期のママと赤ちゃんの様子を詳しくみていきましょう。
妊娠初期っていつからいつまで?
妊娠初期とは妊娠してから15週目までのことをいいます。月でいうと妊娠4カ月(15w6d)までのことをいうのですね。妊娠週数の数え方は、わかりやすくすると以下のようになります。
- 最終月経開始日→妊娠0週0日
- 月経2日目→妊娠0週1日
- 月経7日目→妊娠0週6日
- 月経8日目→妊娠1週0日
ちなみに妊娠0週から3週目のことは、医学用語ではありませんが一般的に「妊娠超初期」という言葉を用いたりします。
妊娠超初期といっても妊娠1週目ではまだ着床もしていません。妊娠検査薬が使用できるのも月経開始予定日から1週間後なので、妊娠に気が付いたときには2カ月目、3カ月目ということが一般的です。
妊娠初期はまだまだおなかの赤ちゃんは不安定です。ママの無理が赤ちゃんに影響を与える場合があるので、あまり無理をしないよう過ごしてください。
そして妊娠初期が終わる16週目(妊娠5カ月)から妊娠中期に入り、ようやく母子ともに落ち着く「安定期」になります。
妊娠初期の体の変化は?
妊娠初期ではおなかの大きさこそまだ目立ちませんが、ママの体はいろいろな変化がおこります。
個人差はありますが、つわり、胸の張り、おりものの変化、下腹部の痛み、着床出血、頭痛、味覚の変化、臭覚敏感、下痢や便秘、基礎体温が高くだるい、眠気がある、肌荒れ、などなど。しかし、これらすべてが全員にあてはまるわけではありません。あまり心配しすぎず、赤ちゃんのためのうれしい変化だと思って、前向きに過ごせるといいですね。もしどうしてもつらい症状が出た場合は、「薬では治せないから…」と我慢せず病院の先生に相談してください。
妊娠初期に赤ちゃんはどんな成長をしているの?
妊娠4~5週になると、子宮の中に赤ちゃんが成長するための袋「胎のう」が見えるようになります。
まだ赤ちゃんは見えませんが、胎児を守る大切な胎のう。これが確認されることが妊娠の第一歩です。
次のステップ胎児の心拍は、妊娠6週ぐらいで確認できるようになります。
そして妊娠4~7週は赤ちゃんの器官形成期で、心臓・胃・肝臓などの主な臓器が作られる大切な時期です。しかしまだ人の形はしていません。そのため赤ちゃんは妊娠9週目まで胎芽(たいが)と呼ばれ、妊娠10週目から頭や手足が発達しようやく胎児と呼ばれるようになります。
そして妊娠12週ごろ、器官の形成が一段落すると次は骨や筋肉が発達していきます。
このとき、男女の外性器も形成されるので、早ければ5カ月ごろから性別を知ることができるようです。
また、流産しやすいのもこの時期です。妊娠12週未満の流産は全体の80%を占めるといわれています。しかしその原因のほとんどが赤ちゃんの染色体異常といわれていて、ママの体調や無理が原因で流産することは比較的少ないとされています。万が一流産してしまっても、自分を責める必要はありませんよ。
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1位・ 妊娠中のトラブル・不調(つわり・病気・体重管理など)29%
つわり
妊娠初期に苦しむ人が多いのが体の不調ですね。その中でも個人差はありますが「つわり」で苦しむ人が多くいます。一般的につわりは妊娠5週目あたりから始まって16週目までに治まってくるといわれています。
一口につわりといってもいろいろな症状があるのをご存じですか?
吐きつわり
とにかく吐き気が止まらない。症状が重いと水分もとれず「重度妊娠悪阻(おそ)」で入院する場合もある。
食べつわり
空腹になると吐き気がする。食べつわりは急激な体重増加の危険がある。
匂いつわり
ある特定の匂いをかぐと吐き気がする。例えばごはんの炊けた匂い、みそ汁の匂いなど人それぞれ。
眠いつわり
夜たくさん寝ても、日中に強い眠気が襲ってきて生活や仕事に支障をきたす。
よだれつわり
いつも以上に口の中がよだれがあふれて、不快を感じる。
つわりだけでもこんなに種類があります。中には出産よりもつわりがつらかった!という方もいれば、ほとんどなかった、なんていう人もいます。
つわりは病気ではないのでなかなか治すことはできませんが、つわりには必ず終わりがきます。許す限り体を休めてつわりが落ち着くのを待ちましょう。
体重管理
昔は妊娠したら「赤ちゃんの分まで食べなきゃ!」といわれたものですが、それは大きな間違いです!急な体重増加は妊娠中毒症、妊娠糖尿病のリスクが上がります。
大人の女性が必要な一日のエネルギー量はだいたい2000㎉ですが、妊娠初期の妊婦が必要な一日のエネルギー量はそれにプラス50㎉だけなんです。量はいつもと同じでも、バランスのよい食事を心がけましょう。
またつわりで食べられるものが限られている場合も、無理をしてとる必要はありません。少しくらい食べなくたって、赤ちゃんは成長していきます。体調をみて、ストレスなく過ごすことを大切にしてください。
病気
妊娠初期に風邪をひいた場合、安易に風邪薬を飲んではいけません。妊娠初期は胎児の器官形成期です。ママが飲んだ薬の成分が血液をめぐって赤ちゃんに届きます。ママにとっては風邪を治す薬でも、赤ちゃんにとっては正常な成長を妨げる可能性があるので、勝手な自己判断はせず、風邪をひいたら必ずお医者さんに相談してください。また、風邪以外の不調の場合でも自己判断せず、赤ちゃんのために医師の判断をあおぐことが大切です。
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2位・ 生活の変化(仕事との両立・引っ越しなど)16%
妊娠したらつわりがあっても仕事できるかしら?仕事はいつまで続けられるの?これらの不安を抱える方も少なくないですよね。
仕事との両立
妊娠中、体調が悪い中仕事を続けるのは大変ですよね。例えばどんなことがつらいのでしょうか。
通勤
朝のラッシュ時に通勤するのはただでさえつらいのに、つわりなどの症状があったら大変。おなかは出ていないので電車の席を譲ってもらえないし、妊娠が原因の体調不良で遅刻、欠勤するのは気が引けますよね。
立ち仕事
吐き気や貧血、下腹部の痛みなどがあると立ちながら仕事をするのも一苦労です。サービス業の場合は笑顔でお客さま対応をしなければならないこともあります。
パソコンを使う仕事
画面を見続けて仕事をするのもつらいうえに、電磁波の影響を心配する人もいるのではないでしょうか。しかし電磁波が胎児の健康に影響を与えているという科学的根拠はないようです。もしどうしても心配なら、電磁波カットのエプロンが販売されているので使用してみるのもいいかもしれませんね。
妊娠初期の体調がすぐれない中仕事を続けるには、上司やまわりの理解が必要になります。無理せず有給を利用したり、働く時間帯をずらしたり、会社とよく話し合ってお互い理解しあうことが大切ですね。
引っ越し
子どもが増えると今の部屋じゃ狭いから引っ越しを考える…なんて人もいますよね。妊娠初期に引っ越しする場合は、引っ越し業者や旦那さんなどに活躍してもらいましょう!妊婦さんが重いものを持つなんて絶対だめですよ!こんなときはまわりに甘えて、妊婦さんはゆっくり細かいところの整理など、できる範囲で動くことにしましょう。
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3位・ おなかの赤ちゃん(胎動・多胎・逆子など)15%
胎動
妊娠すると、赤ちゃんの胎動はいつから感じられるのかしら?と考えるとわくわくしますよね。
妊娠初期の赤ちゃんは妊娠3カ月(11w)の胎児でも約6mmから90mmの大きさ。体重も約20グラムしかありません。赤ちゃんが動いても、まだ胎動を感じるような大きさではありません。
胎動を感じはじめるのはだいたい18週~20週なので、妊娠初期で胎動を感じることはあまりないようです。
早い人は16週ごろから感じるようになりますが、「あ、胎動!」というほど明確なものではなく、「なんだかポコポコしてる?」くらいに、おなかの奥でなにかを感じる程度です。胎児が大きくなればどんどん感じるようになるので、楽しみに待ちましょう。
多児
多児の場合も妊娠初期の超音波検査で見つけることができます。
「二卵性双生児」なら妊娠5週目くらいでそれぞれの赤ちゃんの部屋、二つの胎のうが確認されます。
「一卵性双生児」なら妊娠6~7週目くらいで、胎のうは一つですが、二つの心拍が確認されます。
妊娠初期に多児がわかれば、準備や心構えもだいぶ前からできますね。
逆子
胎児は妊娠28週目くらいまでは子宮の中をくるくると動いています。逆子体操で治すこともできるので
妊娠初期時点で逆子になっていてもあまり気にすることはありません。
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4位・ 夫について(生活力・経済力・性格など)12%
妊娠すると妻は心も体もどんどん変化していきますが、夫はどうでしょう?子どもが生まれたら今の収入でやっていけるかしら、夫はちゃんとパパの自覚を持つかしら、いろいろと心配になりますよね。男性にとって妊娠&出産は未知の世界ですから、なかなかママの思い通りに行動してくれなくてもあまり責めてはいけません。夫にも家族が増えることを自覚してもらうために、健診は一緒に行く、エコーの写真を見せる、おなかに話しかけてもらうなど、どんどん妊娠にかかわってもらいましょう。そうしていくうちに夫も父性に目覚め、「妻と赤ちゃんのために、頑張って働くぞー!」なんてやる気満々になってくれるかもしれませんよ。
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3人の子を持つ母親で元保育士。
早起きして高校生のお弁当づくりに励む日々を送っています。私の元気の源は推し活。推しってどうしてあんなに尊いのでしょうか。
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