赤ちゃんを授かることは、この上ない喜びに違いありません。しかし、その喜びもつかの間、妊娠4~5カ月目からはじまるおなかの膨らみや胸の張りによって妊娠線ができてしまうなんてことも。今回は、妊娠線の予防法と対策術を一挙大公開!
妊娠線は一度できてしまうと消すのが難しいため、今回ご紹介する妊娠線予防「妊娠線クリーム」と「オイルマッサージ」をぜひ実践してみてください。
妊娠線とは?
妊娠中や産後に妊娠線で悩む方がたくさんいますが、妊娠線とはそもそもどうやってできるものなのでしょうか?妊娠したらみんなができる??
妊娠線ができる理由
妊娠線は、おなかが膨らみ始める頃からおなかやバスト、太ももなどによく現れるお肌の亀裂のことを言います。原因としては、妊娠中に通常の1.7倍も大きくなるといわれるおなかの収縮に、皮下組織が追いつかず断裂が起こるためです。
妊娠線は、皮膚の表面に赤紫色で浮かび上がり、しばらくすると白くなり定着します。妊娠線ができない人も中にはいますが、妊婦であれば必ずといっていいほど気をつけたいポイントです。
妊娠線は消すことができる?
一度できてしまった妊娠線を完全に消すことは、残念ながらできません。ただし、スキンケアなど適切な対処をすることで目立たなくすることは可能です。妊娠中は血管が透けているため赤っぽく見えますが、産後は白いしわのような見え方に変化します。普段は服を着て隠すことができるためそれほど気になりませんが、水着を着て海やプールに行く際や温泉に行く際などに、悩みの種となってしまうでしょう。一度できたら消すことができないだけに、妊娠中にしっかりと予防することが大切だと言えます。
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妊娠線のできやすい人
妊娠線ができるのは個人差がありますが、どういう人ができやすいのでしょうか。
1. 乾燥肌の人
お肌に柔軟性があるほど、おなかがつっぱっても対応することが可能です。元々乾燥肌であるという人は、皮下組織の収縮に耐えられず、どうしても亀裂ができやすくなります。
ただ、先天的な体質ももちろん大きいのですが、妊娠によるホルモンバランスの崩れも原因のひとつです。つまりは、誰でも予防や対策が必要になってくるということですね。普段から保湿や血行促進のために、マッサージなどをしてみましょう。
2. 体重が急激に増加した人
妊娠初期のつわりが原因で食欲が減ってしまった人も、半年を越えた安定期に入ると食事がおいしく感じられます。体調の変化から、今まではさほど好きでもなかった料理に興味が出るなど、ついつい食べ過ぎてしまうことも。そういった食生活の変化が、体重の増加につながるのです。産婦人科での定期検診で、しっかりと体重の増減を把握し、なおかつウオーキングなど適度な運動を取り入れましょう。
3. 出産経験のある経産婦さん
過去に出産を経験している人は、前回の妊娠時に出てしまった妊娠線の箇所をしっかりと把握しておきましょう。その場所は皮下組織が疲弊していることもあり、再度線ができやすい箇所になります。また、数度同じ場所に妊娠線ができることで、どんどん跡が目立ってきてしまうという弊害もあります。
4. 双子などの多胎妊娠の人
1人の赤ちゃんを産むことだけでもおなかは大きく張り出し、子宮も大きくなります。ましてや、双子や三つ子ともなるとそれ以上の強い力で皮膚が張りますから、より一層妊娠線ができるリスクが生じるというわけです。多胎妊娠の人は、特に妊娠中期以降、妊娠線がどこにできているかというチェックを行い、早めのケアを心がけてください。
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