待望の妊娠はとても喜ばしいこと。でも、「幸せの絶頂にいるこの気持ちを世界中のみんなに伝えたい!!」と思ったら、ちょっと待ってください。あなたは、マタニティハイになっているかもしれません。マタニティハイによりこれまで築いてきた人間関係が壊れてしまうことも。そうならないために、マタニティハイの原因・症状・特徴を知ることは重要です。
マタニティハイの症状・特徴とは?
マタニティハイとは妊娠による気分の高揚感によって引き起こされるさまざまな症状(行動)を指す言葉です。浮かれているだけなら、それほど心配しなくてもいいように思えますが、時には他者の心を深く傷つけてしまうことがあるので要注意。
他者への配慮ができなくなり、人間関係の崩壊も…
マタニティハイの最大の特徴は、行動が自己中心的になって他者への配慮ができなくなってしまうこと。例えば、妊娠したことをしつこくアピールする(相手にとってはうっとうしい)、口を開けば妊娠・出産の話ばかり(相手はうんざり)、頼まれてもいないのにエコー写真を毎回友人にメールする(他人のエコー写真に興味がある人はめったにいません)など、相手に煙たがられる行動をとってしまいます。
ベビーグッズの爆買いやお祝いの品を指定
妊娠したら出産に備えベビー用品を買うのは当たり前ですが、マタニティハイ状態ではその行動が行き過ぎてしまうことも。ベビー服やベビー用品を必要以上に買い集めるのはまだ序の口。時には、親戚や友人に高価なお祝いを指定するという行動にでる場合も。ハイの状態から脱して、冷静に周りを見てみると使っていないベビー用品が山になっていたなどということにならないよう気を付けたいところです。
子どもに特別な名前(キラキラネーム)をつけたがる
マタニティハイの特徴の一つに、「子どもにキラキラネームをつけたがる」という傾向があります。他者や子ども自身が将来どう思うかはあまり気にならず、特別なわが子には特別な名前をという考えが働くのでしょう。ただ、名前は本当に一生もの。将来、子どもに説明できるしっかりとした信念があるならともかく、そうではない場合は旦那さんともう一度話し合う必要がありそうです。
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マタニティハイの原因と心配されること
その状態にあるときは自覚することが難しく、知らず知らずのうちに「迷惑な人」になってしまいがちなマタニティハイ。その原因はホルモンバランスと、大きく変わる体の変化にあります。本人も、周囲もその原因をしっかり理解し「妊娠中の症状の一つ」と捉えることができれば人間関係も壊れずに済むかもしれません。
ホルモンバランスの変化がマタニティハイの主因
妊娠すると赤ちゃんを守り育てるため、女性ホルモンをはじめとするさまざまなホルモンが通常ときとは異なるバランスとなります。これらは、体をママへと作り変えるための作用なのですが、その影響は精神にも及び、結果として、妊娠中は情緒不安定に。気持ちの落ち込みや不安感がマタニティブルーとして広く知られていますが、中には高揚感が強くでる人もいるのです。
妊婦であることを自覚することでハイになることも
妊娠を強く望んでいた場合、妊娠を自覚できるような体の変化はこの上ない喜びとなります。つらいはずのつわりやマイナートラブルでさえ、妊娠の証としてうれしく思うこともあるかもしれません。また、胎動などで赤ちゃんの存在を感じれば、より一層愛情が湧くのは普通であり必要なことなのですが、その気持ちをまわりに伝えすぎると…マタニティハイと呼ばれます。
マタニティハイとマタニティブルーは紙一重
マタニティハイになっていれば、マタニティブルーの心配はないのかというとそうではありません。基本的に情緒不安定な時期なので、妊婦エピソードを友人が真剣に聞いてくれないことにイライラしたり、マタニティハイを指摘されて自覚し猛省したら、今度はマタニティブルーになってしまったりということは十分に考えられるのでその点にも注意が必要です。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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