保育園や学校の公開日や運動会など親子が集まるようなイベントで「あの子はママにそっくり!」「兄弟・姉妹うり二つだわ」など思った経験はありませんか?あまりにもそっくりの家系は血の濃さを感じてしまいます。実は遺伝するものには容姿だけではなく体質や知的能力もあるといわれているのです。ここでは、親から子へ遺伝されるといわれるものをご紹介していきます。
内面的な要素で遺伝するものはどんなもの?
遺伝は目には見えない内面的な要素、つまり、暗記力や集中力、運動神経などがあります。親が高学歴だと子どもも高学歴、親がアスリートだと子どももアスリートといったようなことです。しかし、このような頭脳に関する遺伝は約60%と影響を受けやすく、子どものころできがよくても、いずれは遺伝の影響を受けてごく普通に落ち着くということが考えられています。
計算力や暗記力、集中力など知的能力に関する遺伝
知的能力は、親が教育熱心で子どもが勉強できる環境にあれば、学力が伸びて将来高学歴になる可能性は高くなります。しかし、脳内の前頭葉の表面積や密度、厚さは遺伝するので、これらが大きい方が優位であることは否定できません。このような素晴らしいことが遺伝された子どもでも実力を発揮することができないこともありますし、なくても本人の努力でよい結果を生み出すこともありますので、すべてが遺伝に左右される可能性は低いのです。
筋肉の状態や呼吸器官など運動能力に関する遺伝
運動能力も脳と直結しているので、遺伝が大きく関係します。また、筋肉の付き方やその性質、骨格なども遺伝の要素が強く、呼吸器系や神経系統なども関わってくるので、そういった面を遺伝した子どもは、努力がプラスアルファになると素晴らしい結果を生み出すことになるのです。しかし、有名アスリートの親が必ずしもアスリートでないことはよくあることです。
男性、女性ホルモンの分泌量に関する遺伝
男性ホルモンや女性ホルモンの分泌量も遺伝します。男性ホルモンが多いと胸が小さいなど男性的な要素を引き起こし、女性ホルモンが多いと豊胸など女性特有の特徴が現れるのです。そして、ホルモンの分泌量やバランスは自律神経と直結しており、この二つのバランスが崩れると、お肌のトラブルや月経不順、ストレスなどさまざまなトラブルを引き起こします。しかし、このような症状は努力次第で解決することができるので、悩む必要はありませんよ。
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容姿で遺伝するものはどんなもの?
見たらすぐにわかる容姿の遺伝。よく、男の子はママに似て女の子はパパに似るといわれていますね。また、一代超えておじいちゃんやおばあちゃんに似る隔世遺伝もよくありますし、ママやパパの兄弟・姉妹と似ることもあります。遺伝って不思議ですね。
顔の部分で遺伝するものはなに?
第一印象でわかる顔の遺伝ですが、それは顔の輪郭ではないでしょうか。親が丸顔だと子どもも丸顔といった具合に、輪郭は同じだけでそっくりな印象を与えます。他には、目の色やまぶたが一重か二重であるか、耳の形、鼻筋が通っているかなどですね。また、髪や毛も強く遺伝されます。髪の毛の色やくせ毛かストレートであるか、そのほかにも毛深い子どもは親も毛深いことがよくあります。
体形も遺伝の可能性は大きいです
遺伝の中で体形は最も気になることですね。親のどちらかの背が高いと子どもも背が高いことがよくありますし、痩せ型か肥満であるかも遺伝します。しかし、この場合は、親も子どもも基本的に同じ食生活をしているということから体形は似てくるのです。間食や洋食が多い家庭では肥満の傾向にありますし、間食が少なく和食中心の小食の家庭では痩せ型の傾向があります。身長も子どもの食事の量や睡眠時間で大きく変わりますので、すべてが遺伝とは言い切れません。
残念ながら気になる薄毛も遺伝します
薄毛の原因はストレスや食生活など後天的な原因もありますが、遺伝も否定はできません。男性ホルモンが多い人はその影響を受けて薄毛になりやすいのです。つまり、男性ホルモンが多い体質を受け継いだことになります。頭の薄い部分も親子でそっくりな人を見かけますよね。しかし、今では薄毛も有効的な対策法がありますので悲観することはありませんよ。
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高校2年と小学6年の女の子の母です。パンとお菓子作りが生きがいです。
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