妊娠線の予防ポイント
とはいえ、自分自身のために妊娠線を増やしたくない、というのは女性の心理でもあります。一人目で妊娠線ができた人は、二人目でもできる可能性が大です。こればかりは体質的なもの、とあきらめないで、予防のポイントを探ってみましょう。
急激な体重増加を防ぐ
妊娠線は、皮膚の急激な伸びについていけない真皮が裂けてしまう現象です。原理的には、徐々に伸びていけば妊娠線はできないはず。おなかの赤ちゃんが大きくなるにつれて体重も増えていきますが、油断して一気に増えすぎないように注意しましょう。妊娠中毒症を防ぐ結果にもなりますから、一石二鳥です。産婦人科診療ガイドラインによれば、普通体形の妊婦が3㎏の胎児を身ごもっている場合、妊娠40週で11㎏の増加が基準です。妊娠前の体格によって差はありますが、参考にしてみてください。
心がけたい肌の保湿
体重管理と同時に、肌の保湿もポイントです。自宅ケアで人気のあるクリーム塗布は民間療法であり、医学的な根拠には乏しいものがあります。しかし、真皮が裂けることが原因なら、なるべく裂けにくくなるように肌をぷるぷるにしておけば効果があるかも!と思うのは間違いとはいえないでしょう。乾燥した肌がダメージを受けやすいことは確かです。高価なクリームが必要かどうかは別として、保湿をして損はありません。妊娠中の皮膚は敏感になっていることもあるので、気になる人は医療用の保湿剤を使うか、パッチテストをきちんと行ってください。
おわりに
妊娠線ができなかったとほっとしている人でも、「ふと見たら太ももにできていた」「自分では見えないお尻にあった」という人もいます。妊娠線自体は、第二子妊娠になんの影響もありません。まずは無事に出産を終えることを第一に、心の癒やしとして妊娠線ケアをしながらゆっくり妊婦生活を楽しんでください。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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