3.「クッション」を活用しリスク軽減
車での移動中は、たとえ平らな道であっても車線変更や曲がる際の揺れ等は避けられません。普段と違い物事に敏感になっている妊婦さんの体にとってはつらいものであり、また体に与える影響も気になるところでしょう。それらの不安を和らげ、より快適にすごすにはクッションの活用がおすすめです。具体的な使用方法について、ご紹介します。
長時間の車移動で起こり得るリスク
車だけではなく、飛行機などの狭い席で長時間同じ姿勢ですごすと、腰回りや足などの欠陥が圧迫され血流が悪くなります。最悪の場合血栓状態に陥り「エコノミー症候群」となってしまう場合もあるのです。そのリスクを軽減させる方法の一つとして、クッションを腰回りやシートに挟み、姿勢を調整することがあります。
クッションを使ってリスク軽減「姿勢調整」
座席と腰の間にクッションを挟むことで、移動中の振動が身体に伝わるのを軽減します。クッションがあることで座席に深く座らない姿勢になるため、血流の圧迫を軽減できて腰回りだけではなくおなか・お尻への負担も軽減できるのです。また、円座を使用して座面の高さを調整し、足が伸びる様にして血管の圧迫を軽減する等、快適にすごすために欠かせないアイテムと言えるでしょう。
「マタニティ専用・車用クッション」おすすめ商品
オーストラリアで生まれた妊婦さん専用のシートベルト補助クッション。このタミーシールドはシートのフックにおなかの部分にあるベルトを引っ掛けて使用します。着用することで、下腹部の圧迫を軽減させ妊婦さんと赤ちゃんを守ってくれます。運転席・助手席・後部座席とどの座席位置でも使用できるほか、航空機やバスでも着用できる優秀アイテムなのです。クッションは難燃性繊維、中板はステンレススチールでできており、重さは約3・4kg、グレーとクリームの2色から選ぶことができ、販売価格は1万5750円(税込み)となっています。
おわりに
妊娠中はただでさえ貧血による体調不良や、ホルモンバランスの変化による急な眠気に襲われ、判断力が低下する場面もあるので運転時には注意が必要です。長時間の移動時には、小まめな休憩を取り、くれぐれも無理をしない様に心がけましょう。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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