仕事復帰を決めたら、するべきことは?
主婦が仕事復帰を決めるときは、子どものことや仕事の休みのこと、自分の能力をどのように生かすことができるのかなど、考えることが数多くありますよね。そのため、仕事復帰を確実に決定する前に、自分や家族のライフスタイルやプランをよく把握したうえで、前進して行きましょう。
どのような仕事をしたいか考える
主婦が仕事復帰する際には、まず自分が「どのような仕事をしたいのか?」を考えることが重要です。飲食店やスーパー、事務など世の中には数多くの職種が存在します。結婚前のキャリアを生かし、自分の挑戦したいこと、家庭と両立できる仕事など、自分自身が「これだけはゆずれない条件」をしっかりと持ちながら、仕事を選択することが効果的です。「取りあえず、仕事復帰をしなければ」という気持ちのみで仕事を選んでしまうと、ストレスなどで逆効果になる場合もないとはいえません。
希望の仕事の情報収集をしっかりと
自分の望む仕事復帰先が見つかっても、安易にその仕事に飛びつくことは避けた方が良いでしょう。理想だけで仕事復帰を決めてしまうと、考えていた条件や仕事内容が異なっていたり、労働時間が長かったりして、自分のモチベーションはおろか、子どもを含めたライフスタイルにも影響を及ぼしてしまうことがあります。このようなことに陥らないためにも、仕事復帰先に対しては、しっかりと情報収集をしたり、ハローワークなどで職業相談を受けたりすることもおすすめです。
仕事復帰時の子どもの保育所なども探す
主婦が仕事復帰をするということは、今まで一緒にいた子どもを保育所などに預けなければならない選択肢はつきものです。だからこそ、子どもを預ける場合には、仕事復帰の活動を行いながら、保育所などの情報収集も同時に行いましょう。昨今、地域によっては待機児童の問題が深刻化していますので、居住地の保育園などの受け入れ状況を常に把握しておくことも求められます。また、新設の保育所などは入所の倍率が低い場合も多いので、その点もチェックしておくと役に立つかもしれませんね。
おわりに
主婦が仕事復帰をする際には、さまざまな問題を抱えることが多いものです。しかし、それを一人で抱え込むのではなく、夫を始めとする家族にも相談して、サポートをしてもらいながら進めて行くことで、ベストなタイミングをつかむことができることでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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