育休後退職を思い立ったらまずやりたいこと
育休や労務に関する悩みは、一人で悩むよりも、知識がある人に相談したり、違った視点から考えてみたりすると思わぬ突破口が開らけることもあるのです。
最後に、育休後退職を思い立ったときに、一人で結論を出す前にやりたいことについてお話しします。
会社に事情を説明して相談する
育休後退職は、会社にとっても大きな負担がかかることです。復帰すると思って待っていたのに、退職されてしまえば、新たな人員を確保しなければなりません。子育てと仕事の両立が難しいならば、働き方について会社に相談してみましょう。会社によっては、時短勤務や仕事の分担など、退職しなくて済む方法を提案してくれるかもしれません。
相談してみても解決方法がみつからなければ、会社も本人も納得して退職することができるのではないでしょうか。
自分が利用できる制度を調べてみる
育休後退職を思い立ったら、公的な制度だけでなく、会社の中でも自分が利用できる制度を調べてみましょう。公的な制度ならば、失業保険申請延長の手続きがあります。会社の制度ならば、退職金について調べてみましょう。退職にともなう手続きには、期限があることも多いのです。後から「あのお金がもらえたのに」「あの制度を使えば退職しなくて済んだかも」と思うことがないように、退職を会社伝える前にしっかりと下調べをして、効率よく手続きを進めていきましょう。
長い目で自分の人生を考えてみる
育休後退職した人としなかった人とでは、その後の生活や収入に大きな違いがでてきます。育休があけるころは、まだまだ子どもに手がかかる時期です。毎日、子どもと一緒に過ごしていると、今の生活と仕事を両立させることは無理だと思うかもしれません。しかし、子どもに手がかかる時期は一時です。いずれ、子どもは自分の生活を始めます。そのときに「あのとき辞めなければ」と後悔しないように長い目で「自分の人生」も考えてみましょう。
おわりに
育休後に退職することは、仕事や会社が好きな人ほど悩むことでしょう。「育休後に退職しても問題ない?」という質問には、法的な問題以上に職場の人たちへの思いがあるように感じます。育休後の退職は想定外の退職ですが、事情を説明して「立つ鳥跡を濁さず」を目指しましょう。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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