育休、時短取得後の昇進は望めるの?
ママにとっては、生まれてきた赤ちゃんの育児をパパにもサポートしてほしい!と願っても、育休、時短の取得が昇進に影響があるならためらってしまいますね。将来的な収入が気になるところです。実際のところはどうなんでしょうか?
育休、時短の取得は企業にとって利益を生みます!
企業側にとって、育休や時短で休まれると欠員になるので不利益なるイメージがあります。しかも、できのいい社員だと業績に影響が出るかもしれません。しかし、時短を取得した場合、一般社員より勤務時間が短いわけですからその分だけ効率よく仕事をしようとします。そうなると、残業や時短勤務分の経費が浮いて仕事が速く仕上がるので、企業にとってこんないいことはありません。
また、2023年4月より、従業員数1,000人超の企業に対し、育児休業取得情報の公表が義務化されています。
育休取得率の高い企業は、イメージアップにつながるのではないでしょうか。
育休や時短を取得した男性社員には奨励金進呈!
法律では、企業側の育休や時短の取得申請を拒むような「パタハラ」行為は禁じられています。しかし、企業側の本音としては、通常通り勤務している社員と育休や時短取得している社員とは、労働時間や任されている仕事の内容が違うので同じ評価をつけがたいという考えもあります。
一方で、実際に男性の育児に積極的な企業では、奨励金を出して取得を促しているのです。そのような社員を思う気持ちのある企業は、社員が会社のために精いっぱい働きますよ。
育休や時短の取得がプラスとなり昇進の可能性大!
通常勤務に戻ってからの本人の努力、成績次第で昇進の可能性は十分にあります。最近では、男性の育児への積極的な参加を促す企業が増えているので、早く帰宅させるために、定期的なノー残業デーの取り入れや会議の簡素化など、効率よく仕事をするための工夫がなされています。
人間は制約されると時間内に終わらせるために集中力がものすごく働きます。そのメリハリ感が企業の業績をアップさせるので、高く評価されるでしょう。そして、日頃から一緒に仕事をする人への思いやりを持ち、配慮も忘れないことで仕事をスムーズに進めることができるのではないでしょうか。
おわりに
パパにも育休や時短を取ってもらいたいけど家族の生活のためには昇進してしっかり稼いでほしい。それは、パパのがんばり次第でもあります。最近では、子育て支援をする企業にはメリット(くるみんマークの認定)がある流れになってきていますので、今後は育休や時短の取りやすい企業が増えることを期待したいですね。そして男性が育休取得や時短をとっても将来の働き方に不安がない社会にしていきたいものです。
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高校2年と小学6年の女の子の母です。パンとお菓子作りが生きがいです。
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