昨今豪雨や地震などの自然災害が増えているため保育園に預けている子どもの安否やどうやって迎えに行くべきかが気になります。ここでは保育園と連絡をとる方法や安全に迎えに行く方法、非常持ち出し袋として何を用意すればよいかなどをご紹介します。保育園と職場が遠く災害時の供えを気にしている方はぜひこの記事を参考にしてください。
危機的「自然災害」はどうなる
ここ数年、ゲリラ豪雨や落雷、突風、台風などの自然災害がたびたび起きています。災害時には突然交通がまひして迎えに行けない場合や、携帯電話などで保育園に連絡が付かなくなる場合が考えられます。どんなケースが起こりうるか考えてみましょう。
交通がまひする
災害時は電車やバスがまひし、車での移動も落下物や信号の停止、渋滞などいろいろな要因で普段より移動に時間がかかります。特に大規模災害時は一部の主要道路や高速道路は緊急交通路として緊急車両専用路になるため保育園への迎えはおろか自宅に帰ることも難しくなる可能性があります。
通話ができない
災害時の安否確認などで電話が混みあった場合、各固定電話、携帯電話会社は通話に規制をかけます。総務省によると東日本大震災が起こった当日はNTT東日本で最大90%、auで最大95%の発信規制が行われており、実際にほとんど通話ができなかった経験をされた方がいるかもしれません。
一方公衆電話や一部の回線は有線電話としてつながりやすくなるように設定されているため、どうしても保育園などに通話をしたい場合は公衆電話を利用したほうがよいかもしれません。
インターネットは使える場合も
同様に東日本大震災当日でいうと、パケット通信は通話に比べると普段どおりにつながる状態でした。一時期NTTdocomoで30%の通信規制を行ったのみでSoftBank、auでは規制を行っていません。そのため、通話に比べるとメールやTwitterなどのSNSを使うと家族やママ友との連絡がとりやすい可能性があります。また保育園のWebサイトを見て状況が確認できるかもしれません。
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子どもを安全に迎えに行くための方法
災害時は普段以上に子どもの安全を第一に対応されています。そのため迎えに行く場合は落ち着いて自分がさらにケガをしたりすることがないよう、誰かを頼ったり落ち着いて行動したりする気持ちが大切です。
保育園は災害時にどう対応してくれる?
災害時は園舎にとどまったり屋根のある屋外に避難したりなど被害の状況にあわせて臨機応変な対応がとられます。災害への指針は各県や市、施設ごとに定められているため問い合わせておくのもよいでしょう。ある保育施設の例を挙げると、保護者が迎えに来られない場合は事前に申告された緊急連絡先に届けられている人に引き渡されます。また、保護者の安否が不明な場合ややむを得ず迎えに来られない場合、1日の間は子どもを園で保護し、その後は地域の避難所や園長が安全と判断する場所で2日間保護すると定められています。
迎えはできれば近くに住んでいる人へ
保護者が迎えに行けない場合でも、保護者の安否や要望がメールなどで確認できる場合は、園児を指定した代理人以外に引き渡すことがあります。たくさんの園児を普段どおりに預かるのは保育園としても不安な部分が多いでしょう。そこで、自分や配偶者が災害時に迎えに行けなくなりそうな場合は、普段から保育園の近くに住む祖父母、ファミリーサポートセンター、ママ友などに迎えに行ってもらえるようにお願いをしておくと安心です。
徒歩?自転車?おすすめのお迎え手段
災害時にお迎えに行く場合は、多少時間がかかっても確実に移動できる方法を選びましょう。お迎えにはできるだけ徒歩で行き、荷物があったり自宅まで距離があったりする場合は自転車やバイクが便利です。しかし子どもの数や距離などの都合でどうしても自動車を使わなければならない場合があるかもしれません。渋滞だけでなく浸水や大きな落下物などで走れない可能性を踏まえ、できるだけ短い距離で使用しましょう。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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