子どもとお菓子を上手につきあわせる方法
子どもに市販のお菓子を全く与えないしつけは、子どもにストレスを与え、悪い影響が出てくる可能性も考えられます。子どもは本来お菓子が大好きです。子どもからお菓子を奪ってしまうことは、子どもから楽しみを奪うことになってしまいます。ここからは、子どもとお菓子を上手につきあわせる方法を紹介します。
材料表示をみて「許せる範囲」を決める
市販のお菓子は、パッケージに原材料表示がされています。添加物や砂糖が気になって市販のお菓子を与えないのならば、一切のお菓子を禁止するのではなく「許せる範囲」を決めておくといいのではないでしょうか。子ども向けのお菓子は、合成着色料が使われていない商品もたくさんあります。親の「市販のお菓子は子どもによくない」という思い込みを子どもに押しつけるだけではなく、親も子どもの希望に寄り添っていくことが大切です。
ゼロではなく適量を子どもに教える
親は、子どもが食べる量をいつまでもはかって与えることはできません。いつか、子どもが自分で食べるものを選ぶようになったとき「適量がわかる」ということは大切な力です。小さなころから「市販のお菓子は全く与えない」と規制するのではなく、「適量」を教えることが大切ではないでしょうか。適量がわかるようになれば、お菓子でおなかがいっぱいになり、食事が食べられなくなる心配もありません。
親の希望だけでなく子どもの気持ちも考える
手作りのお菓子は母親の愛情がこもったおやつです。しかし時には、親が自己満足で手作りを押しつけていることもあります。子どもに手作りのお菓子を与えることで、自分が「できる母」「完璧な母」にみられたいと思っていることはないでしょうか。手作りのお菓子は、心がこもっています。しかし子どもは「親が自分の好きなお菓子を認めて買ってくれた」ということも、手作りと同じくらいうれしいことなのかもしれません。
おわりに
子どもは、市販のお菓子を話題にして友達とおしゃべりをすることもあります。子どもにとってお菓子の役割は、大人が考えるよりも深いのかもしれません。お菓子に限らず、しつけを考える時には、大人の考えと子どもの考えの両方を尊重して寄り添うことが、一番大切ではないでしょうか。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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