旦那さんが単身赴任ともなると、どうしてもママが一人で育児や家事を担うということになってしまいます。物理的に旦那さんと一緒にやることが難しいだけに、ママがいかにワンオペ育児を乗り切るかが家族みんなの生活にも大きく影響してきます。ここでは、旦那さんが単身赴任中のときのワンオペ育児の上手な乗り切り方をご紹介します。
すべてやろうとせず「やらない」ことも大事
ワンオペ育児を乗り切るには、大きく二つの方向からの対策が考えられます。一つは育児や家事に人の手を借りること、そしてもう一つが自分自身をいたわりケアする時間を確保することです。まず、一つめの対策からみていきましょう。
ワンオペ育児を乗り切るカギは「人の力」
ワンオペ育児は、育児をするうえで必要になるたくさんのことを、たった一人で担い、行っている状態です。どれだけ頑張ったとしても、時間はもとより、体力・気力にも限界があります。すべてを自分一人で背負っていては、いつかママがつぶれてしまいかねません。ましてや旦那さんは単身赴任中。ママに何かあっても、パパが駆けつけてママの代わりをすることは難しい状態です。一人で抱え込まず、できるだけ多くの人の力を借りることが、ワンオペ育児を乗り切るためには不可欠です。
自分は何を「やらないか」を明確にすること
ファミリーサポートや一時保育、ベビーシッターなど、ワンオペ育児のサポートになるサービスはたくさんあります。例えば出産後すぐでしたら、産後ヘルパーの方に来てもらうのも一案です。家事や育児の手助けだけでなく、産後の回復を促進するためのケアを受けることもできます。まずはいま自分がやっている育児や家事には何があるか、チェックをしてみましょう。そして、自分は何を「やらないか」を決めるのです。「やめる」ことは、ワンオペ育児にあっては「やる」こと以上に重要かもしれません。やらないことを明確にすると、どこに助けをお願いするか、宅食や食材宅配サービス、ネットスーパー、家事代行など、自分の希望に適したサービスを見つけやすくなっていきます。
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自分をいたわりケアする時間を確保しよう
ワンオペ育児を乗り切るには、いかに周りの助けを借りて自分の負担を減らしていくかが重要ですが、それと同じくらい、いかに自分をケアするか対策することが重要です。多少やることを減らせても、まだまだ自分がやらねばと気負う場面も頻繁にあることでしょう。気持ちの糸も張りっぱなしでは、伸び切ってしまったりプツッと切れたりしてしまいかねません。
自分のために使う時間を確保すること
ワンオペ育児をしていると、自分の時間の大半を子どものために使う、ということがほとんどなのではないでしょうか。たとえ10分だけでも自分のためだけに使う時間があると、本当に気持ちがほぐれていきます。たとえ「まだまだ」だとしても、一人で頑張っている自分を、他でもない自分自身が認め、ねぎらってあげましょう。忙しいとつい手が回らなくなりがちなのが美容です。スキンケアやヘアケア、ネイルケアなどをして、自分自身のことだけに使う時間をもつことは、とても大事なことです。
自分がお世話してもらえる機会をつくること
自分がお世話をするばかりでなく、たまには自分がお世話されることも大切です。託児つきの美容院やエステティック、子ども連れで行けるエクササイズジムや習い事の教室などもあります。ひととき子どもをお任せして、リラックスしながら施術やレッスンを受ける時間は、ワンオペ育児をがんばりつづけるママに大きな活力をもたらしてくれるのではないでしょうか。自分のことは後回しになってしまいがちなワンオペ育児中だからこそ、自分のための時間も忘れないようにしたいものですね。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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