出産を終えて退院し、自宅に帰れば新生児のお世話が待っています。核家族化が進んだ現代では、「家事や育児を助けてくれる家族は旦那しかいない」という人も多いでしょう。それなのに、非協力的な態度でいられるとストレスもたまってしまいます。時間をかけて教育する必要があるわけですが、その際に使える魔法の言葉を三つご紹介します。あなたの旦那さんに効果があるかどうか、試してみてください。
旦那さんが育児や家事に非協力的な理由
そもそも、旦那さんが育児や家事に非協力的な理由は何なのでしょうか。根本的な原因を解明することが、現状打破につながります。今後の攻略方法を考えるためにも、旦那さんがどのタイプなのか見極めてください。
仕事が忙しくて疲れている・時間がない
「俺は仕事で忙しいんだ」「疲れているんだよ」こういう言い訳をして育児や家事にかかわろうとしない男性は世の中にたくさんいるでしょう。言い訳だと自覚しているならまだ救いがありますが、ほとんどの人は、こうした理由は正当だと信じています。彼らは、女性がどんなに「忙しくて疲れて」いても家事・育児を放棄することを許しません。「自分ほど忙しくないはずだ」「家事育児は女の仕事だ」と言い出すのです。こういうタイプの旦那さんには、「家事・育児にかかわるのは楽しいことだ」という意識を持ってもらう必要があります。
経験がなく何をすればいいかわからない
世の中の多くの男性は、家事・育児の経験が不足しています。実は女性も同じようなものなのですが、本やネットで調べたり、母親に教わったりしながら家事・育児に取り組んでいます。そして少しずつ経験を積むことで、生活に必要な家事や育児ですべきことが判断できるようになっていきます。「何をすればいいかわからない」というタイプの旦那さんには、とにかく具体的に頼み事をして、小さな成功体験を積み重ねてもらうことです。
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旦那さんを協力的にする魔法の言葉
「そんな魔法の言葉があるのなら苦労はしない」と言われそうですが、即効性はないものの、何度も口にすることで言葉は威力を発揮します。スポーツ選手のイメージトレーニングのように、よいイメージを脳にすり込んでいくのです。自分が言われてうれしい言葉を想像してみましょう。
「ありがとう」自尊感情(じそんかんじょう)を高める
感謝の気持ちを伝える「ありがとう」という言葉は、相手の自尊感情を高めます。「自分は人から感謝される人間なのだ」と感じ、うれしく温かい気持ちになるのです。旦那さんが頼んだことをしてくれたら、まずは「ありがとう」と言ってあげてください。出来は二の次です。もし、思った通りにできていなくても、やったという事実に対して感謝の念を持ちましょう。頼まれたことをやり遂げ、感謝されるという成功体験を積むことで、次の行動への意欲が育っていくのです。
「みんなうらやましいって」社会的評価を得る
ちょっとした家事・育児をやってくれる旦那さんに対して、「他のお母さんたちがみんなうらやましいって言っているよ」と社会的な評価を与えてあげてください。誰もそんなことを言っていなかったとしても、うそも方便です。男性は、社会的に認められることを自身の成功と感じる人が多いので、他人の評価が働くモチベーションになります。「みんなって誰だよ?」とツッコまれたときにも、とっさに名前が出るようにしておけば完璧です。
「あなたの方が上手ね」承認欲求を満たす
もちろん慣れている自分の方がうまくできると思っていても、顔には出しません。実際に旦那さんの方がうまくできる家事や育児のジャンルもあるはずですから、相手の優れたところを見つけましょう。「自分を認めてもらいたい」という気持ちが承認欲求です。どこがどう優れていたのか、具体的に指摘してあげると、より説得力があります。女性側も、できるだけ上から目線をやめることです。
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