ケーゲル体操をやってみよう
それでは早速、ケーゲル体操を実践してみましょう。ケーゲル体操は、特別な道具が必要だったり、複雑な動きをしたりする面倒なものではなく、簡単で誰もが手軽にできる体操です。骨盤底筋を鍛えるための具体的な方法や、効果的に体操をするためのコツなどをご紹介します。
ケーゲル体操の方法
ケーゲル体操の基本は、肛門や膣に意識を集中し「締める→ゆるめる」を繰り返すことです。まず、あおむけで両ひざを立てて肩幅程度に開き、下腹部に力を入れるようにして肛門や膣を締めて約5~10秒キープ。その後、息を吐きながら筋肉をゆるめ、しばらくの間、力を抜いてリラックスします。これをワンセットとして、10回繰り返しましょう。床やイスに座りながら行ったり、テーブルに手をつきながら立ち上がった姿勢でしたりすることもできます。
ケーゲル体操に十分な時間を取ることができないという人は、家事や育児の合間、お風呂など、生活のちょっとした隙間時間で、たった数秒程度行うことでもOK。筋力アップには毎日の積み重ねが大切なので、自分にとってやりやすいタイミングや場所を選んで、長く続けるようにしましょう。
ケーゲル体操は、主に妊娠中や産後に行う体操です。特に時期は関係なく、体調のいいときであれば、こまめに行うようにしましょう。ただし、おなかが張ったり、気分が悪かったりするなど体調が良くないときには中断し、回復しない場合は医師の判断を仰ぐことも大切です。
産後は、直後から行うことができますが、出産した後の体は、自分で思っている以上にダメージを受けているので、無理に体を動かしたりストレッチで骨盤や筋肉に負荷をかけたりすると、さらなるダメージになりかねません。産後、体調の回復スピードは人それぞれであり、時間がたてば自然に回復するので焦らなくても大丈夫。いつごろから始めたらいいか悩んでいる人は医師に相談し、了承を得てからにするといいですよ。
プロの手を借りることもおすすめ
骨盤底筋を鍛えるためのトレーニングは、自宅でもすることができますが、専門の看護師やエステティシャンなどプロの知識と技術によって、正しい方法や普段の過ごし方に対するアドバイスを受けることができます。
骨盤底筋に関するスペシャリストがいるのは、泌尿器科、産婦人科で「骨盤底ケア外来」「骨盤底外来」のあるクリニックです。ヨガスタジオやエステサロンでも骨盤ケアメニューを用意しているところがあるので、セルフケアでは自信がない方や、やり方がわからないなど不安を抱えている方は、ぜひ試してみることをおすすめします。また、子連れOKな整体やエステも増えてきていますので子育て中のストレス発散にもなりますね。
おわりに
骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操について、理解していただけましたか。ケーゲル体操はスムーズなお産と産後の回復を早める効果があります。そして続けることで代謝アップによるダイエット効果や姿勢の良さを手に入れられるなど、アンチエイジング効果を期待することもできます。セルフケアでも十分ですが、クリニックの専門外来で指導を受けることもできますので、美容と健康のためにぜひチャレンジしてみてくださいね。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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