子育てにかかる費用を考えてみる
「固定費」の中で子育て世帯にとって重要な「教育費」や、「変動費」の中の「食費」や「被服費」などは、子どもの年齢や進学状況によって変わっていきます。生活に必要な最低月収について考えているので、ここでは幼稚園から高校まで公立で進学した場合を考えます。
固定費+変動費+子どものためのお金
ここまですべて平均の金額で考えてきましたが、ここからはどのくらい抑えて生活できるかということを考えます。固定費については、住居の間取りや立地を変更、車の所有・加入保険の見直しなどをして、平均の8割弱、月額13万円程度とします。変動費については「外食はしない!」「洋服はおさがり!」などを徹底しても7万円程度は必要ではないかと思います。そして、教育費です。文部科学省「子供の学習費調査(平成26年度)」によると、すべて公立(学校教育費、給食費)で、月額幼稚園1万1500円、小学校8500円、中学校1万4000円、高校2万円(高校のみ給食費なし)となっています。トータルすると、月に22万円くらいといったところでしょうか。
月収がずっと変わらない、ということはない!
しかし、子どもの習い事や塾、外食や家族旅行などのレジャーといった、その他の支出について、ずっと我慢をしていくのでしょうか?現実には交際費なども必要となってきますし、なかなか厳しいかと思います。しかし、月収は一生変わらないわけではありません。昇進するかもしれませんし、転職するかもしれません。子どもが大きくなったら、ママも働き始めるかもしれませんよね。旦那さんの収入に不安がある場合は、身動きしやすい、お子さまが小さいうちに対処しておくことをおすすめします。
おわりに
旦那さんの手取り収入が少なく感じる時は、家計の見直しのチャンスです。どこか減らせる支出はないか、自分が働きに行くことはできないかなど、妻としてできることを考えてみましょう。思いのほか余裕のある家計が実現できるかもしれませんよ。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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