仕事との両立が大変…ママの悲鳴続々!
きょうだいを増やせない理由は、お金の問題だけではありません。複数の問題が重なりあっているケースも多いものです。筆者自身も周囲から「お金のことは何とかなるよ、あともう一人どう?」といわれたりして、戸惑うことがたびたびです。
妊娠するのも出産するのも、ママにとっては大変なこと。もちろん、産んで終わりではありません。赤ちゃんが誕生したら怒涛の子育てがスタートします。子ども一人から二人、二人から三人になれば、ママの負担は計りしれません。パパとの連携も不可欠ですね。
働きママは家庭と仕事の両立が大変!
出産して育児、保活を経ていよいよ育休終了。ワーキングママにとって、産後の職場復帰までは長い道のりですよね。希望の保育園に入れるかも大問題です。やっとの思いで職場復帰を果たしたら、今度は仕事についていくのに精いっぱい。保育園の送り迎えもあるから、残業も思うようにはできません。ただでさえ家庭と仕事の両立で大変なのに「また妊娠・出産なんて考えられない!」という声も多いです。
共働きの家庭では、パパとの育児分担が欠かせません。調査によると夫婦で協力しあう“チーム育児”をしている夫婦の方が妊娠・出産への意欲が高い、という結果が出ています。つまり、パパの育児参加は、家族計画に大きく影響するのです。
働きママだけじゃない!長時間育児に悲鳴!
大変なのはワーキングママだけではありません。専業主婦のママだって、家事に育児に大忙しです。育児に携わる時間を計算すると、平日の子育て時間「2時間未満」のパパは全体の68・1%と報告されています。一方ママはというと、15時間以上と回答した人がもっとも多く、40・3%でした。その差は歴然。ここ数年、育児を実質ママ一人で担う「ワンオペ育児問題」が深刻です。働いているママも、そうでないママも、育児によって体力的にも精神的にも疲れがち。少子化といわれても…子どもを産んで育てることの負担を考えて、躊躇(ためら)う人が多いのもうなずけます。
おわりに
子どもを何人希望するか、実際に何人設けるか。子育ての負担を考えると、正解のない問題ですよね。「きょうだいを増やしたい」と思うママ・パパが、希望かなえられる世の中になればと、願わずにはいられません。また「今いる子どもを大切に育てていきたい」…そんな風に思っているママ・パパの負担が少しでも軽くなりますように。今後もたまGoo!では子育て世代を応援する情報を発信していきたいと思います!
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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