仲の良い友人や知人に赤ちゃんが生まれたと聞けば、すぐにでも行ってお祝いしたくなりますよね。でもちょっと待ってください。出産したてのママは身体的にも精神的にも疲れ果て、面会どころではないということもよくあります。お祝いするつもりが逆に迷惑になってしまわないように、産後のお見舞いのマナーを確認しておきましょう。
お見舞いは行ってもいいの?行くならいつ?
一般的には産後の病院へのお見舞いは、身内以外は控えるのがベターとされています。とは言え、初めての育児で不安を感じていたり、病室に赤ちゃんと二人だけで寂しく思っていたりするママにとっては、親しい友人や知人のお見舞いは嬉しいもの。本人の意思を確認した上で、マナーを守って訪問しましょう。
お見舞いに行っていいかどうかは必ず本人に確認して
産後にお見舞いに行きたいと考えているならば、出産前からそれとなくその意思を伝えておきましょう。また、出産前にはお見舞いに来てねと言われていたとしても、産後の体調は人それぞれです。思った以上に体への負担が大きかったり、夜中の授乳であまり眠れていなかったりして、日中は休んでいたいというママも多くいます。産後改めてママ本人の体調や気持ちを確認し、ぜひお見舞いに来てほしいということであれば行くようにしましょう。
お見舞いに行く場合は3日目以降がベター
出産直後のママは体力を消耗してヘトヘトに疲れています。また、出産日やその翌日はご家族との面会や慣れない授乳などで気疲れしていることも多いですから、お見舞いに行くのなら3~4日目あたりがベストです。ただし最近は病院によっては4日目にはもう退院ということもありますから、退院日の忙しい時とお見舞いが重ならないよう、お見舞いに行ける日もきちんと確認しておきましょう。
お見舞いに行く時間帯にも気を配って
病院によっては面会時間が決まっていたり、沐浴指導や母乳指導などで予定が埋まっていたりすることもありますから、突然の訪問は絶対NGです。訪問する日時は必ずアポイントを取っておくようにしましょう。また、ママの体に負担をかけないよう、滞在は30分程度で抑えるように気を付けるのもポイントです。ママ本人から「そろそろ帰って…」とは言い出しにくいですよね。訪れた人同士で長々とおしゃべりをして長居してしまわないよう気を付けましょう。
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お見舞いに行ったら気を付けるべきこと
出産直後のママは身体も心も非常にデリケートになっており、ちょっとしたことで体調を崩してしまうことがあります。お見舞いに行くことで逆にママを困らせてしまわないよう、お見舞いのマナーには十分注意しましょう。
余計な菌やウィルスを病室に持ち込まないように注意
生まれたてで抵抗力の弱い赤ちゃんや産後で疲れているママに余計な菌やウィルスを移さないために、まずは手洗いとうがいを徹底しましょう。自身の体調が少しでも悪かったり、家族が伝染する病気にかかっていたりする場合には訪問を控える気遣いが必要です。また、子どもは元気そうに見えても菌やウィルスを保有していることがあるので、小さな子ども連れでお見舞いに行くのも控えましょう。
お見舞いはママの気持ちを尊重して
産まれたばかりの可愛い新生児、思わず頬に触れたり抱っこしたりしてみたくなりますよね。でも勝手に手を伸ばすのは禁物です。出産直後のママは過敏になっていますから、わが子がみんなに抱っこリレーされていく姿を見ることに不安や不快を感じることもあります。ママ本人の気持ちを大切にして、「どうぞ」と声をかけられたら抱っこしてあげるようにしましょう。また、可愛い赤ちゃんにばかり気を取られてママをほったらかしにしてしまうのもNGです。出産という大仕事を乗り越えたママにも、まずは「頑張ったね」の一声をかけてあげましょう。
大人数で訪問することはやめましょう
出産直後はママの体調も不安定ですから、多くの人に会うのはそれだけで負担になりえます。お祝いだからと多くの友人に声をかけたり、親戚一同でぞろぞろとお見舞いに行ったりするのは控えましょう。また、病気ではなくとも病院であることに変わりはありません。具合が悪かったり、切迫早産の危険性があったりするなど様々な事情を抱えた妊婦さんがいるということも忘れず、少人数で静かに行動するよう心がけましょう。
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小学生と2歳の息子二人に囲まれ、怒ったり笑ったりを繰り返しながら毎日賑やかに過ごしています。
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