陣痛~出産までの流れを知っておきましょう
全てこの限りではありませんが、一般的な立ち会い出産の流れを把握しておきましょう。流れが頭に入っていれば、落ち着いて行動することができます。
1.前駆陣痛が始まる
陣痛には前駆陣痛と本陣痛があり、最初に痛みの間隔が不定期な前駆陣痛というものが来ます。特に初産の場合は長めになる可能性があるため、あらかじめ覚悟しておきましょう。痛みが来ているときは何もできないほど苦しいのですが、痛みが引いているときはびっくりするくらいケロッとしているものです。このときがチャンスだと思って、出産に向けてしっかりと食事をしておいてください。体力勝負ですから、奥さんがつらがっていても食事をするよう促しましょう。
2.本陣痛に入ったら病院に移動
数時間の前駆陣痛を経て、痛みが本格化してきたらいよいよ本陣痛に突入したということになります。本陣痛に入ったらすぐに病院に向かう準備をしましょう。妊婦さんは歩くのも困難な状況になっていると思いますので、なるべく車で移動します。旦那さんの車でもいいですし、車がなければタクシーを呼んでください。
3.病院についたらしばし待機
病院についたら、妊婦さんは早速血圧を測ったり熱を測ったりと、簡単な身体検査をされます。その後陣痛室に入り、子宮口が開くのを待つという流れになるのですが、この間旦那さんにできることは特にありません。手がすいている状態になると思いますので、ご両親やご兄弟に連絡を取っておくなどできることをしておきましょう。万が一何か買い忘れたものがあったら親類に頼むこともできますね。すいている時間を有効活用しましょう。
4.いよいよ立ち会いに
所要時間には個人差がありますが、病院についてから数時間後に分娩(ぶんべん)室へと移動することになるでしょう。分娩(ぶんべん)室では前のパートでも申し上げた通り、タオルで汗を拭いてあげたり、テニスボールでお尻を押してあげたりと旦那さんも大奮闘になります。
お医者さまや看護師さんと協力し、全力で奥さんをサポートしましょう。こちらの声は意外と奥さんに届いていますので、しっかりと励ますことを忘れないでください。旦那さんの励ましの言葉が奥さんを何度でも奮い立たせます。
5.ついに赤ちゃん誕生の瞬間!
立ち会いが始まってからしばらくすると、ようやく待望の瞬間を迎えます。病院によってさまざまなケースがあるようですが、赤ちゃんが生まれてすぐ旦那さんはいったん分娩(ぶんべん)室を出るというところと、そのまま残っているところに分かれるようです。
その場に残れる場合には、胎盤を見せてもらったり、へその緒を切除したりするところなども見ることができるでしょう。いったん部屋を出る場合は、看護師さんが赤ちゃんの身体を洗ってくれて、抱っこする準備が万端になった状態で再び分娩(ぶんべん)室に通されるという流れが多いでしょう。親子で記念写真を撮るなど楽しいことも盛りだくさん。夫婦そろってホッとしたところで、会話も弾みます。
6.最後に奥さんの食事の補助
持てる体力を全て使い果たしている奥さんは、出産後とてもお腹をすかせています。これも病院によってまちまちだと思いますが、分娩(ぶんべん)室でそのまま食事になるケースか、お部屋に戻って食事になる場合のどちらかでしょう。
まだ奥さんは寝ている状態ですから、旦那さんは奥さんの食事の補助をします。気持ちも落ち着いてきたところで、ゆっくり時間を掛けて食事をさせてあげてください。その後、奥さんは入院になり、病院から旦那さんだけが帰宅するという流れになります。
おわりに
いかがでしたか?今回は立ち会い出産にあたって準備するものや、出産の日の流れをご紹介しました。旦那さんは事前に流れを把握し、そのときにできる最高のサポートをしてあげてください。立ち会い出産で旦那さんは、多くの感動を得ることができます。そして女性の強さ、素晴らしさを再認識することになるでしょう。
ピックアップ
33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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