「受援力」で子育てが変わる。我慢しないで周りに頼って!

受援力
受援力(じゅえんりょく)という言葉をご存知でしょうか?
子育てをしていると、どうしても自分で全てを抱え込んでしまい、疲労やストレスが溜まり心身のバランスを崩してしまうケースが多くなってしまうことも。
受援力は、そのような時に非常に大切な力で、日常生活において積極的に取り入れることで子育てに対する意識が変わると言われています。

この記事では、受援力について詳しく解説していきましょう。

子育てにおける意識が変わる受援力とは?

疲れたママ
「受援力」という言葉自体を初めて聞いた人にとっては、馴染みのない用語ではないでしょう。
以下に、受援力が子育てにどのような影響を与えるのかを説明します。

受援力とは「助けて」と言える力のこと

受援力とは、まわりに助けを求める力のことを指します。

この言葉が注目されるようになったのは、2011年に発生した東日本大震災がきっかけです。被災地の復興を早めるためには被災地側の方から「どこに」「どのような」支援が必要なのかを発信して助けを求める必要があるという事から広まりました。

そこから、日々の暮らしの中でも、「助けて」と言える力は非常に大切だという認識が徐々に広まり現在に至るというわけです。

「助けて」が言えないことで起きる弊害とは?

まわりの人に助けを求めず、何でも自分で抱えていると最初は本人も気づかないような小さなストレスの積み重ねですが、徐々に負担が自分でも感じるようになり、気づいた時には苦しくなっているのに抜け出せないという状況になってしまいます。

まわりの人は、本人がどの程度大変なのか見た目では分かりません。特に、育児や家事など家庭内での事に関しては、親が潰れてしまわないために最も備えておきたい力でもあるのです。

「助けて」を言える力は生きる力でもある

社会人として、ある程度のキャリアを積んでから初めて子育てに挑戦するという人も最近では増えてきていますが、頑張れば評価された仕事とは違い「子育て」は思うようにいかない事の方が多く、自分一人の頑張りだけではどうにもならない事も増えてきます。

そのような時に、「自分はダメな人間だ…。」という考えに陥りやすく、まわりからも出来ない人間だと思われたくないという思いも強くなったりします。

しかし、このような考え方は生きて行く中で自分を追い込んでしまう危険性があり、日常に流される中で自分からのSOSにも気づきにくくなってしまいます。
本当に「ダメだ」と動けなくなってしまう前に、「助けて」が言えるというのは、生きる上で非常に大切な力とも言えます。

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受援力を活かす実生活でのシチュエーションは?

家事代行
では次に、受援力を活かす実生活でのシチュエーションをご紹介していきたいと思います。

「受援力」の言葉の意味については理解していても、実際の生活の中でどのような受援力を取り入れたら良いのか分からないという人も多いと思います。

そこでここでは、具体的なシチュエーションを挙げながら説明していきます。

家事代行を頼むのも受援力の1つ

家事代行と聞くと、「助けて」と言うものとは少し違うのでは?と感じる人もいるかもしれませんが、そもそも受援力は自分以外の人に対して、自分が大変だという事を知ってもらい助けてもらうために伝える力の事を指します。

そのため、子育てでいっぱいになってしまって、家事にまで手が回らないというのであれば、お金がかかりますが家事代行サービスを利用するのも立派な受援力になります。

ママ友に悩みや困っている事を小出しに相談する

子育てをしていると、保育園や子どもの学校などでママ友との関わり合いが増えてきますよね。
ママ友とは、ほぼ毎日顔を合わせるからこそ、1人でも2人でも信頼できるママ友がいるとそれだけで心の支えになります。

トラブルが起きないように、表面的な付き合いにしている人も多いかもしれませんが、子育ての期間中の困りごとに関しては、ママ友ほど強い味方はいません。

そのため、大きな悩みを突然相談するのではなく、日々のちょっとした困りごとから小出しにして、話しやすいママ友を見つけておくと良いでしょう。

子どもを預けて自分時間を確保する

真面目で完璧主義な人ほど、子育て中に自分の時間を確保する事に強い抵抗を感じるものです。

しかし、例え子育て中でもストレス発散やリフレッシュする時間は絶対に必要で、そのために子どもを預けられる環境があるならば積極的に利用するべきでしょう。

数時間だけでも、子どもと離れて誰かにお願いするという行為は、罪悪感を持つ必要はなく立派な受援力と言えます。

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