孤育てを回避するためにできること
孤独な孤育てを避けるためには、どのような対策があるのでしょうか?パパをはじめとする周囲の人が心掛けたい点、そしてママ自身に実践していただきたい点をご紹介します。いずれの場合も、「孤育てを抜け出さなきゃ!」という焦りは禁物ですよ。
人間関係はママ本人の意思を尊重!
孤育ては何かと不安がつきもの。とはいえ、ママに対して友づくりや親戚付き合いなど、周囲との関わりを強制するのは考え物です。
思い通りにいかない子育て中「人付き合いくらいは好きなようにさせてほしい」のがママたちの本音ではないでしょうか。特に“ママ友づくり”、“義両親との交流”は多くのママがプレッシャーに感じるポイントです!社交的なママでも、孤独を抱えているケースはあります。表面的なことに気を取られず、ママの気持ちに寄り添うことが大切です。
ママの孤立回避は周囲のささやかな気遣いから
パパやおじいちゃん・おばあちゃんなど、周囲の人からのちょっとした気遣いがママの気持ちを楽にすることもあります。まずはママの物理的な負担を軽くしてみましょう。孤独感の背景には忙しさがあります。
「家事や育児を誰かに代わってほしい」「1日、半日…数時間でもいいから自分だけの時間が欲しい!」という声が多いもの。「一人で抱え込みすぎないで」というメッセージを、実際の行動とともに伝えられれば、ママの気持ちも軽くなるはずです。
子育て支援サービスを活用しよう
ここまで読んで、「自分にはあまり当てはまらないかも」と感じたママもいるかもしれません。孤育て中でなければ何よりですが、無理は禁物です。子育て支援サービスを活用して、積極的に息抜きをしてくださいね。
主な子育て支援サービス
- ファミリーセンターサポート事業
各地域で援助を受けたい人と、援助したい人をつなぐ事業。援助会員とのマッチングを経て、子どもの預かりや送迎などを頼むことができます。 - 一時保育
会社勤めでない専業ママや育休中のママが利用できる、一時預かりです。通常、特別な審査などはなく、空き状況によって予約可能です。 - 地域の子育て拠点
児童館や子育て支援センター、子育て広場など。特定の日に、保健師や栄養士など専門家による相談コーナーを設けている自治体もあります。
サービスの詳細は、お住まいの自治体にお問い合わせください。あるものはどんどん活用していきましょう!
おわりに
ママが育児の負担を抱え込み、孤独な状態になってしまう…。育児中のご家庭なら、孤育てはひとごとではありません。パパやおじいちゃん・おばあちゃんは、ママの負担が大きすぎないか、日ごろから気を配りましょう。ママは頼れる人をどんどん頼って、無理をしすぎないようにしてくださいね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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