初めてのお産は不安だらけですが、事前に準備していれば、ぶっつけ本番のお産とはすいぶん違ったお産になるはずです。陣痛のエピソードはあふれていますが、いきみやいきみ逃しについて、あまり取り上げられていないため、知らずにお産に臨んでしまい戸惑ったママもいるかもしれません。そこで今回はいきみ逃しの方法についてご紹介します。
いきみ逃しについて知っておこう
いきみはお産以外の状況であまり使わない言葉ですね。助産師さんに「いきんでください。」と言われても、どうすればいいか分からなかった、との話をよく聞きます。いきみ逃しともなれば、未知の世界で想像もつかないかもしれません。ここではどんな時にいきみ逃しをするかについてご説明します。
いきみとは?いきみ逃しについて
痛みが15分間隔などに、規則正しく訪れるようになったら本陣痛の始まりです。赤ちゃんが降りてきて、子宮口が7cmから9cmほど開いた時、いきみたくなります。いきむ(息む)とは、おなかに力を込めて押し出すことです。いきみ逃しとは、おしりから何かが出そうになり、押し出したい衝動にかられても、何らかの方法でその衝動をやり過ごすことです。
どんな時に、なぜいきみ逃しをするの?
子宮口が全開し、やわらかくなる前にいきみたくなったら、いきみ逃しをする必要があります。理由は赤ちゃんに酸素が行き渡らなくなってしまうためです。また、体に力が入っていると子宮口がなかなか開きません。お産に余計に時間がかかってしまい、ママの体力が持たなくなります。産道に傷がついたり、会陰がさけたり、出血したりする原因となります。
なぜ予行練習をするの?病院に何を持っていく?
病院に行っても、助産師さんがつきっきりで対応してくれるとは限りません。妊婦さんがたくさんいたら、助産師さんは他の妊婦さんのお世話もありますから、自分だけで乗り越えなくてはならない状況も想定しておきます。病院には、テニスボールや、ゴルフボール、クッション、抱き枕を持っていくと、いきみ逃しに使えるので気持ちが落ち着きます。
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知っておきたいいきみを逃す方法
「ヒッ・ヒッ・フー」でおなじみのラマーズ法もいきみ逃しの方法の一つです。ソフロロジーはお産に対する恐怖を一掃する思想なので、妊娠中に勉強することをおすすめします。ここではラマーズ法、ソフロロジー、ツボ押しについて説明していきましょう。
いきみ逃しの方法その1 ラマーズ法
ラマーズ法は有名なので、耳にしたことがあるかもしれません。「ヒッ・ヒッ・フー」を始めとする呼吸法と、筋肉を緩めてお産をスムーズにする方法です。ラマーズ法を取り入れている産院もあります。体の力を抜いて、全身をリラックスさせます。筋肉を緩めることで痛みが和らぎ、お産がスムーズになります。妊娠中に呼吸法と合わせて、体の力を抜く練習をしておきます。
いきみ逃しの方法その2 ソフロロジー
ソフロロジーは、座禅を取り入れたイメージトレーニングと呼吸法です。リラックスしていれば、赤ちゃんはスムーズに生まれてきます。緊張すると筋肉が硬くなり、子宮口が広がらないのです。陣痛が来たら赤ちゃんに会えることをイメージしましょう。あぐらをかき、赤ちゃんに酸素をたくさん送るよう、ゆっくりと深呼吸をします。子宮口がやわらかくなるので、会陰切開となる確率も減ります。ソフロロジーで生まれた赤ちゃんは酸素をたっぷり送ってもらっているため、きれいなピンク色をしていることが多いようです。
いきみ逃しの方法その3 ツボ押し
助産師さんや旦那さんがいるなら、棒かゴルフボールで腰のツボや痛いところを押してもらいます。いきみたくなったら、こぶしやテニスボールでおしりを押さえてもらいます。押さえる場所や強さはずっと同じではないので、妊婦さんが希望を伝えます。ものすごい力で押してもらって、ちょうどいい時もあります。誰もいない時は正座をして、かかとでおしりを押さえつけます。
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