イクメンが憧れる、かっこいいイクジイを
「イクジイ」ということばは、NPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也氏による造語です。「イクメン」プロジェクトにつづく男性の育児参加を促進するムーブメントを起こすことを目的に、「イクジイ」プロジェクトが立ち上げられました。
社会を救う!「イクジイ」プロジェクトとは
厚生労働省による「イクメン・プロジェクト」などを通じ、男性の育児参加は、「イクメン」という呼称と共に広がりをみせています。しかし、仕事も現役である「イクメン」世代には、育児に参加したくても時間的に厳しい状況にある人も少なくありません。そこで、定年を迎えたシニア世代や、定年を迎えようとしている団塊世代の「おじいちゃん」世代にも育児参加を促そうと、2011年4月、「イクジイプロジェクト〜笑っているおじいちゃんが社会を救う」の活動が始まりました。
「イクジイ」だからこそ、期待されること
イクジイに期待されているのは、孫のお世話や遊び相手としての役割にとどまりません。キャリアや人生経験を生かし、地域の子育て支援の場でも活躍してほしいと大きな期待が寄せられています。職業人として長年社会で活躍してきた「イクジイ」だからこそ、その経験や知識をもとに子どもたちを支えていってほしい。「かっこいいおじいちゃん」の生きざまを示していってほしい。イクジイには、育児の担い手としてだけでなく、次代を担う、地域の子どもたちの「先達(せんだち)」としての大きな役割が期待されているのです。
おわりに
「イクジイ」として活躍する人の中には「祖父」でない人もいます。自分の孫のイクジイにはなれずとも、地域の子どもたちの「イクジイ」として第二の人生を輝かしている姿は、まさに「かっこいいおじいちゃん」ですね。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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