診療費無料に?産後うつへの健診費助成が増額される理由と助成の受け方

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ひざを抱える女性

2017年、産後うつに対する健診費助成の増額が決定しました。そこで、なぜ今になって健診費助成が行われるようになったのか、助成を受けるにはどうすればいいのか、などについて分かりやすく解説していきます。産後うつは、出産後の女性なら誰でも発症するリスクがあるため、ぜひ知ったうえで制度を上手に活用しましょう。

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産後うつ健診費助成って知っていますか?

2017年から産後うつ健診費助成が増額になりましたが、その背景にはどんな理由があるのでしょうか?以前から産後の女性のケアが必要と言われていましたが、今になって国が助成に動き出した理由とは?ここでは、その背景にせまります。

なぜ今?産後うつ健診費助成が増額される理由とは?

厚生労働省の発表によると、2015年の年間出生数は約100万8000人。産後うつは10人に1人が発症すると言われているため、約18万人の女性が「産後うつ」で苦しんでいるというのが現状です。また、過去10年の間に東京23区だけでも63人の妊産婦自殺があったと発表されました。こうした現状に、国が妊産婦へのケアがさらに必要と判断し、ついに実現することになったのです。

産後うつ健診って一体どんなことをするの?

施設により異なりますが、問診と合わせて、EPDS(エンジンバラ産後うつ病質問票)を使い診察・診断が行われるのが一般的です。強く症状が出ている場合は、健診後に治療が必要と判断され、カウンセリング、薬物治療に切り替えます。健診施設での治療が不可能な場合は、適した医療機関、公的機関へ紹介され、引き続きケアを受けます。

女性が「産後うつ」を発症しやすくなる理由

産後は、赤ちゃんの世話でこれまでとは環境・生活が一変します。また、経済的不安、赤ちゃんの病気などもリスク要因です。さらに、女性特有のホルモンバランスの崩れも、自律神経を乱すため、産後うつを発症する要因です。「うつ病」として惑わされずに、「産後うつ」は女性なら誰でも発症するリスクがあるということを念頭に入れておきましょう。

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産後うつ健診費助成って一体いくら?

では、これまでは産後うつ健診費助成という制度はあったのでしょうか?そして、2017年からの産後うつ健診費助成の具体的な金額はいくらなのでしょう?妊産婦さんには、ぜひ知っておいてもらいたい、その内容をまとめました。

これまでにも産後うつ健診費助成ってあったの?

2016年までは、公的な費用というのはありませんでした。ただ、婦人科/産婦人科・クリニックによっては、自主的に費用の助成、無料化をすすめている施設もあります。赤ちゃんの1週間健診、1ヵ月健診などは義務付けられており、また母親の体のトラブルに対する健診もあります。しかし、精神面を含めて親子のケアが必要だということは、以前からその必要性が訴えられてきました。

2017年からの産後うつ健診費用は無料なの?

産後うつ健診に対する費用助成は、5000円が限度となっており、国と市町村で各半分の負担という割合です。それ以上になると自己負担となりますが、ほとんどの施設が健診費用約5000円としているため、ほぼ無料で健診を受けられることになっています。妊婦健診補助の場合は、自治体で補助費用が異なるうえ、その他の地区で使うことはほぼできませんでした。しかし、産後うつ健診費助成の場合は、出産した病院外でも期間内であれば使用可能となっています。今後は完全無料化も視野に入れ検討されているようです。

他人事じゃない!産後うつ自殺の割合は増加

核家庭の増加、近所付き合いの減少、出産平均年齢の増加などの背景もあり、産後うつ自殺の割合は増えていっているというデータがあります。赤ちゃんの世話に追われて、自分のことはつい後回しになっていませんか?今から思えば、うつ状態だった…というママも多数います。自分では症状に気が付かないことが多いですが、だからこそ健診を活用していくことが大切です。

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「産後うつ」健診費助成を受けるためには?

産後うつ健診の健診費助成を受けるためには、期間内に健診を受ける必要があります。あらかじめ定められているので、病院で申告して自主的に受けましょう。今後は、施設によって義務化されていくことが予想されます。

どんな人が受診?いつ受診するべき?

「うつ」状態というのは、本人が自覚するまでに時間がかかることがあります。産後の場合は、産後2ヵ月目までに発症することが多いと言われており、特に産後2週間目のリスクが高いようです。しかし、育児疲れからうつに移行することも多く、これ以外の期間でもリスクは高いのが現状です。育児や自分に自信がない、子どもを可愛いと思えないなどを考えるようになったら、受診をすることが大切です。

健診費助成を受けるためにはどうするの?

産後うつの健診費助成を受けるには、助成が使える期間内での受診が必要です。国では、産後2週間、1ヵ月の2回と定めており、基本的には出産した施設で受けることが多くなります。ただ、出産した病院に限らず、他の施設での健診も助成の対象です。今後は、施設によって母親のうつ健診義務化が導入されていくことが予想されます。

子育てがつらくなったら誰でもいい!相談しよう!

  • 子どもに辛くあたる
  • 手をあげることがある
  • 子育てに自信がない
  • 子どもを可愛いと思えない
  • 育児放棄
  • 食欲減退
  • 不眠
  • 常に不安に襲われている

このような不安を抱えていませんか?誰かに相談しましたか?家族・周囲の人に相談できない場合は、自治体の保健センター・保健師・子育てセンターで相談しましょう。また、無料の悩み電話相談などを利用するのもおすすめです。そしてできるだけ早く病院を受診することが大切です。

おわりに

出産をした女性にとって「産後うつ」は、とても発症しやすいものです。2017年の産後うつ健診費助成をきっかけに、制度を上手に利用しましょう。そうすることで、より子育てをしやすい環境をつくっていけるはずです。他人の力を借りることは消して恥ずかしいことではありません。手遅れになる前に利用してください!

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