ほとんどの保育士は子どものために日々一生懸命ですが、一部の保育士が子どもに虐待をしてしまうという可能性は否定しきれません。もし自分の子どもや子どもの友達に虐待が見られたら何をしてあげられるのでしょうか。この記事では保育士のどんな行為が虐待にあたるのかの紹介をはじめ、子どもが保育士から虐待を受けている様子の見分け方やその対策方法について紹介します。子どもの大切な日常生活を守るために必要なことを身につけておきましょう。
保育士が子どもを虐待することがある!?
虐待には身体への暴力などのほか、心理的な嫌がらせや無視、性的ないたずらなどがあります。保育士が子どもに対してどんな虐待を行う可能性があるか一例として紹介します。
身体をたたく、突き飛ばす
あまり考えたくないことですが、保育士が子どもに対して理由なく手をあげてしまうのは虐待にあたる行為かもしれません。突き飛ばして転ばせてしまった、必要以上に強くたたいてけがを負わせたといったことがあれば虐待といえるでしょう。
言葉による脅しや無視
子どもはお昼寝をする時間に眠れないことも多いですが、そんな時に「寝ないとたたくよ」「動いちゃだめ」など必要以上に強く言って聞かせるのは正しい寝かしつけの方法ではありません。「言うこと聞かないならいつまでもそこで泣いてなさい」と放置したり、教室から追い出したりするのも問題です。さらに「先生遊ぼう」「先生お話し聞いて」といった子どもからの働きかけを無視する行為は度を越えてしまうと虐待にあたります。
適切な保育を行わない
例えば以下のような保育士の都合で子どもを支配するような行為は虐待の恐れがあります。
- 食事の時に子どもが苦手なものを無理やり口に突っ込んで食べさせる
- 子どもを全裸で並ばせるなど、着替えを無防備に行う
- 服がひどく汚れていて着替えもあるのに着替えさせない
- トイレに行きたがる子どもに「もうちょっと我慢して」などと言いトイレに連れて行かない
- 子どものオムツをあまり交換せず、お尻が必要以上にかぶれている
必要以上に体に触る
おむつ替えや着替えの際、必要以上に体を触られるなど、男児女児関係なく性的虐待の被害にあうことがあります。子どもはなんとなく悪いことだと気づいても、保護者に言えなかったり保育士に口止めされていたりして、発見しずらい虐待といえるでしょう。
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子どもが虐待を受けているか見分ける方法
子どもは上手に自分の状況が訴えられないので日頃の状況をよく観察して対応すべきか判断しなければなりません。これらの条件が当てはまるからといって子どもが虐待されているとは限りませんが注意したいポイントとして生かしてくださいね。
違和感のあるけがや傷あと
子どもの場合、転んでしまうことも多いのでひじより先の腕や、膝にあざを作ってしまうことが多いです。しかし虐待の場合は頬や肩背中など普通にしていてぶつけにくい場所に傷ができる可能性があります。お尻太ももの内側など柔らかい場所や脇の下や首のようにへこんでいる場所などよく見なければわからないところにけがをしている場合は注意が必要です。
保育園に行きたがらない
朝の忙しい時間に行きたくないおなかが痛いなど子どもに駄々をこねられると困ってしまいます。しかしそれは子どもからのSOSの可能性があります。
適当な理由をつけて園に行きたがらない様子が見られる場合には、園での生活に何か問題が隠れているかもしれません。「保育園に行かない子は嫌いよ!」などと追い込まないようにしましょう。
先生を怖がる
保育士にもいろいろなタイプの人がいます。場合によっては叱り方やしつけ方が子どもに合わないこともあるでしょう。理由があって厳しく言っているのに、子どもからすると意味がよく理解できず先生に怒られたといってしまう可能性があります。ある特定の保育士を嫌がる場合は先生のどんなところが嫌なの?と優しく繰り返し問いかけてみましょう。一度質問するだけでなく場所や時間を変えながら少しずつ聞き取りすることが大切です。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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