子どもが「習い事をやめたい」と言ったら。意思を尊重すべき?

習い事を辞めたい
子どもが「習い事をやめたい」と言ったとき、「子どもの意思を尊重したい」と思う反面「もったいない」「一時の感情かも」と思う親が多いようです。特に習い事をしている年齢は小学生が最も多く、子どもひとりで冷静に判断することは難しいでしょう。
今回は、子どもが「習い事をやめたい」と言ったときに親も子も納得できる解決法を探ってみました。

子どもが「習い事をやめたい」と言い出す理由

ピアノの練習
子どもが「習い事をやめたい」と言い出すときには子どもなりの理由があります。しかし子どもの説明力は不十分で、親を納得させる説明ができないこともあるのです。また高学年になれば親に言いたくない原因があるかもしれません。子どもは親に「習い事をやめたい」と言うだけでも勇気が必要です。子どもに「なぜ」と問いただす前に、できるだけ親が原因のあてをつけるために「子どもが習い事をやめたくなる理由」の代表的なものを知っておきましょう。

難易度が高くなった

ほとんどの習い事は、習い始めはとても楽しいでしょう。なぜならば、難易度も低く先生から褒められることが多いからです。スイミングやピアノは人気の習い事ですが、徐々に難易度は上がっていきます。簡単な泳ぎの技術を習っている段階では楽しさが勝っていても、バタフライやタイムを競うようになると思うように進まず「やめたい」と思う子どもが増えます。ピアノも同様で今までより練習量が必要な曲にステップアップするとスムーズに合格がもらえなくなり「やめたい」と思うのです。
つまり一定期間続けてきた習い事を「やめたい」と言い出したときには、難易度が上がり壁にぶつかっている可能性があります。

先生と相性があわない

習い事の教室の雰囲気は、先生によって大きく変わります。同じピアノ教室でも、毎日の練習を厳しく指導する先生もいれば、上達することよりも楽しむことを重視する先生がいます。子どもが習い事に求めていることと先生が子どもに求めていることが一致していない場合、子どもは習い事を苦痛に感じてしまうでしょう。

興味がなくなってしまう

3歳から7歳ごろまでは、自分の意思で習い事に行くというよりも親の希望で習い事に通わせていることが多いでしょう。しかし小学校に入学して自分の意思を持つようになると、興味を持つものと持てないものが出てきます。習い事も興味がないものは行く気がなくなり「やめたい」と思うようになるのです。

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子どもの意思を尊重すべき三つのタイミング

結果を残す
子どもから「習い事をやめたい」と言い出したとき、親としてはすぐにやめさせてしまうと「やめ癖」や「やり抜く力」が育たなくなるのではないかと心配になってしまうでしょう。しかし子どもの中には、限界まで我慢していて、やっとの思いで「やめたい」と言える子どももいます。
ここからは、子どもの意思を尊重すべき三つのタイミングと見極め方についてお話しします。

辞めた理由

当初の目標や目的を達成したとき

子どもが昇級試験や資格試験に合格したタイミングで「やめたい」と言ったときには、やめる方向で考えてもいいのではないでしょうか。本当ならば合格した直後はやる気が出てきて「続けたい」と思います。それにもかかわらず「やめたい」ということは、子どもの中では合格を区切りにしようと前から決めていたのかもしれません。
例えば柔道の習い事を始めるときに「黒帯をとるまで」のようにやめるタイミングを決めて始めていたのならば、当初の目標を達成したときの子どもの意思を尊重してあげましょう。

本当にやりたいことをみつけたとき

小学校中学年くらいになると子どもの興味がはっきりとしてきます。興味がない習い事は時間つぶしになってしまい、せっかく教室に行っても上の空になってしまうことも・・・。子ども自身が本当にやりたいことをみつけたときには、やりたいことを優先させてあげましょう。たとえ「実際にやってみたらつまらなかった」という結果になったとしても「やらせてもらえなかった」という状況よりもずっといいことです。子どもはたくさんの興味や経験の中から、本当にやりたいことをみつけていくのです。

体の不調が出てきたとき

習い事をやめたいとはっきり言えない子どももいます。行きたくないと思いながらも、時間になれば用意をして習い事に向かいます。しかし自分の気持ちを押し殺していれば、いずれ爆発してしまいます。SOSのサインは子どもそれぞれです。習い事の時間になるまでは平気だったのに、家を出る時間になるとおなかが痛くなる子どももいます。体の不調が出てきた子どもが「習い事をやめたい」といったときには、その子の中ではすでに限界がきているはずです。やめさせるタイミングでしょう。

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