ゆる部活に入部するメリットとは?
これから子どもが中学校に入学する方や、子どもが通っている学校で新しくゆる部活が新設されたという方は、普通の部活とゆる部活のどちらで活動させるのがよいか迷ってしまうかもしれません。そこでゆる部活についてもっと詳しく知れるよう、ゆる部活のメリットをまとめました。
運動が得意でなくても楽しく活動できる
ゆる部活のメリットは、やはり楽しく運動できることでしょう。運動が苦手な子どもでも体を動かすのは楽しいという子もいます。普通の運動部に入ると練習がキツくて、部活に行くのが嫌になってしまいがち。ゆる部活なら自分のペースで楽しく活動できます。また休憩は自由に取れるので、体力に自信がないという子でも問題ありません。
運動部特有の文化がないので活動しやすい
部活は顧問のいうことは絶対に聞かなくてはいけない、先輩の命令には必ず従わなければいけないなど特有の文化がありますよね。こうした文化に苦手意識を感じる人もいると思います。しかしゆる部活では大会を目指してトレーニングしているわけではありませんし、運動部によくある厳しい上下関係もありませんから、誰でも気軽に活動ができます。
文化部や外部のチームと並行できる
ゆる部活は、兼部しやすいのもメリットです。ゆる部活の部員には、美術部などの文化部と兼部している生徒もいます。また外部のスポーツクラブに参加している生徒が学校のゆる部活に入部して、スポーツクラブの練習がない日に運動するというパターンもあるようです。このようにゆる部活には柔軟性があり、子どもがさまざまな活動をやりたいように行うサポートをしてくれます。
おわりに
ゆる部活とは、体を動かすことの楽しさしりつつ、「ゆるい」活動を特徴の部活です。勝つことにこだわらない、休憩は自由に取れる、厳しい上下関係がないなど従来の運動部のイメージを覆す新しい部活だと言えるでしょう。運動があまり得意ではないけれど、体は動かしたいという子でも気軽に参加でき、運動に関する多様性を広げています。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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