スクールカウンセラーに相談してみよう
学校にスクールカウンセラーの制度がある場合、具体的にどうかかわればよいのでしょうか。小学校の低学年では、子どもが自分からカウンセラーに相談するのは難しいですね。保護者が悩みを聞いたり、困ったことがあるようだと推測したりして、カウンセラーに相談することが必要です。
学校に相談希望の問い合わせをする
年度始めの学年だよりやPTAの総会資料などに、スクールカウンセラーについての説明がされているかもしれません。一度目を通してみてください。よくわからない場合は、学校に直接、相談希望の問い合わせをしてみましょう。スクールカウンセラーが在中している日程や、面談の方法などを教えてくれるはずです。学校の問題は、担任の先生に相談するのが一番だと思われるかもしれませんが、教員の負担を減らすこともスクールカウンセラーの導入目的です。遠慮せず、制度を利用してください。
学校に言いたくないことは言わなくてもいい
子どもの悩みは、もしかしたら担任の先生に関することかもしれません。こうした場合は、先生に相談すること自体が難しいですね。相談内容について、学校に伝えてほしくないという希望があれば、スクールカウンセラーに申し出てください。もともと相談内容は守秘されるものであり、学校との共有、連携についても、カウンセラーが必要と判断する最低限の事柄のみです。ただし、カウンセラーの見解には差異がありますので、こちらの希望はしっかり伝えておきましょう。
おわりに
スクールカウンセラーの制度は、一般的な保護者にとっては縁がない、よくわからないものかもしれません。しかし、臨床心理にあかるい専門知識を持ったスタッフがいることは、子どもの成長を多方面から見守り、支えるためには重要なことです。学校の先生に相談しづらい悩みや、なかなか解決にいたらない問題があれば、一度相談してみることをおすすめします。親とも先生とも違う第三者だからこそ、子どもが相談しやすいという側面もあります。必要なときのために、学校のスクールカウンセラーについて、子どもたちにも話をしておくとよいでしょう。
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