赤ちゃんの歯磨きに関して、悩みを抱えている保護者の方は多いのではないでしょうか。「赤ちゃんがギャンギャン泣いて上手に磨けない」「歯ブラシを見ると怖がる」というケースもあれば、保護者自身が赤ちゃんの歯の上手な磨き方が分からないというケースもあるようです。
多くの場合、1歳になると上下の前歯が生え始めます。このタイミングで歯磨きの習慣を身につけて、赤ちゃんの口内環境を整えてあげましょう。
今回は、嫌がる子に上手に歯磨きする方法とポイントをご紹介します。1歳児に合った歯磨き法を試してみてください。
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歯ブラシ選び:赤ちゃん用と大人用の2本使い
1歳児の歯磨きに使う歯ブラシは、2本準備しておくと便利です。1本は赤ちゃん用として売られている歯ブラシで、自力で握る練習用ができる、安全なタイプの歯ブラシです。もう1本は、大人が仕上げ磨きをするために使う歯ブラシです。
赤ちゃん用歯ブラシは、磨くことが目的というよりも、将来的に自力で磨くための訓練として使用します。喉つきを防止するため、柄が短いタイプやリング状になった安全な歯ブラシを用意しましょう。
仕上げ磨き用歯ブラシは、きちんと磨くことが目的で使用します。柄が広く、長いタイプを選びましょう。奥歯までしっかりと磨くことができます。
ブラシの毛が細く柔らかいもの、毛先が丸くなっているものを選ぶこともポイントです。そうすることで、痛みを感じにくくなり、歯磨きに対する抵抗感も薄れます。
嫌がられないテクニック1:不安がらないよう固定する
歯磨きを嫌がる子どもの中には、痛い思いをした、怖い思いをしたなど、原因がはっきりしている場合があります。そうした恐怖心を刺激しないよう、力を入れすぎる、喉つきをしてしまう、といったトラブルに注意し、しっかり固定して歯磨きをしてあげましょう。ポイントは、鉛筆を持つようにペングリップ型で歯ブラシを握ることです。
下の奥歯を磨くときは、歯ブラシを握っていない指を下あごに固定させます。上の奥歯と前歯を磨く際は、歯ブラシを握った手の脇を、頬に沿って固定します。下の前歯は、歯ブラシを握った手の小指・薬指をあごに沿って固定しましょう。
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嫌がられないテクニック2:横磨きで、細かく優しくブラッシングする
歯磨きをするときは、横磨きが基本です。縦磨きにすると、歯茎に当たって痛がる恐れがあります。
特に、上の前歯の近くにある、唇と歯茎をつなぐ筋には要注意です。歯ブラシが当たると強い痛みが走ります。人さし指で押さえてあげながら、優しく磨きましょう。
動かす間隔は5mm幅を目安にしてください。歯の表面に直角に当たるよう歯ブラシを固定し、ブラッシングします。
力加減は100~150gが目安とされています。こうして数字で言われると分かりにくいかと思いますので、キッチンスケールを使って力の度合いを試してみることがおすすめです。想像以上に優しい力だと感じるかもしれませんが、汚れは十分落ちますので安心してください。
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