おしゃぶりで寝かしつけする方法!デメリットもあるの?

おしゃぶりで寝ている赤ちゃん
赤ちゃんにくわえさせるとピタッと泣きやむなど、ママ・パパにとっては何かと便利な育児アイテム・おしゃぶり。赤ちゃんがおしゃぶりをくわえている姿はとてもかわいいですよね。便利なおしゃぶりは寝かしつけのときにも使えますが、「歯並びとか大丈夫かな?」と心配なママ・パパもいるのではないでしょうか。今回は、寝かしつけでおしゃぶりを使うメリット・デメリット、上手に使うコツ、注意点などを中心にお伝えします。

おしゃぶりで寝かしつけはよくないの?

膝で寝る
赤ちゃんには、口に触れたものに反射的に吸い付く吸てつ(きゅうてつ)反射という本能が備わっています。これは、ママのおっぱいやミルクを飲むために備わっているもの。おっぱいなどの乳首などを“吸う”という行為は、実は赤ちゃん自身を安心させる機能もあるのです。
赤ちゃんに備わる本能をうまく利用したおしゃぶりですが、寝かしつけに使う場合、どのようなメリット・デメリットがあると考えられるのでしょうか。

おしゃぶりで寝かしつけするメリット

おしゃぶりを使った寝かしつけのメリットとしては、まず赤ちゃんがリラックスして眠りにつきやすくなることが挙げられます。赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげていたらそのまま寝てしまった、ということもよくありますよね。これはただ疲れていた・おなかがいっぱいになった可能性もありますが、おっぱいや哺乳瓶の乳首を吸うことによってリラックスを促すホルモンが分泌され、安心感が得られるためともいわれています。おしゃぶりはおっぱいなどの乳首と同じように口元に刺激を与え、赤ちゃんに安心感を与えます。
また、赤ちゃんによっては、「何をしても寝なくて困ってたのに、おしゃぶりをくわえさせたら寝た!」ということも。おしゃぶりは時にママ・パパにとっての救世主となります。鼻呼吸を身に着けやすくなるということも、メリットとして挙げられるでしょう。

おしゃぶりで寝かしつけするデメリット

寝かしつけでおしゃぶりを使うデメリットとしては、長時間しゃぶらせてしまうとかみ合わせに悪影響を与える可能性があるということが挙げられます。日本小児歯科学会によれば、おしゃぶりを使用している子と使用していない子を比較すると、使用している子の方が出っ歯やかみ合わせのズレが見られることが極めて多いとのこと。この傾向は1歳6カ月や2歳程度の子にも見られますが、おしゃぶりの使用をやめれば改善しやすいという報告もあります。
たしかに歯並びやかみ合わせへの悪影響はあるといわざるを得ません。でも、2歳くらいまでにおしゃぶりの使用をやめられれば大きな問題はないはずです。

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おしゃぶりでの寝かしつけ、コツや注意点

おしゃぶりの注意
おしゃぶりを使って寝かしつけをしたいと考えているママ・パパは、おしゃぶりをどのタイミングで赤ちゃんにしゃぶらせるかなど、どのようにすればうまく寝かしつけられるか気になりますよね。注意点も含め、解説していきます。

唇を刺激して吸い付くのを待とう

おしゃぶりを使っての寝かしつけは、普段の寝かしつけにおしゃぶりをプラスするイメージで、特別難しいことをするわけではありません。
まず、おしゃぶりで赤ちゃんの口元を軽くつついて刺激し、吸てつ反射で赤ちゃんが自然に吸い付いてくるのを待ちましょう。赤ちゃんがおしゃぶりをしゃぶったら、眠りにつきやすいやり方で寝かしつけましょう。

赤ちゃんが寝たらおしゃぶりを外そう

おしゃぶりを長時間くわえ続けると歯並び・かみ合わせに影響を与える可能性があるため、赤ちゃんが寝たらおしゃぶりを口から外す必要があります。
赤ちゃんが寝たら、おしゃぶりをそっと引っぱってみましょう。熟睡していれば、軽く引っぱるだけで簡単に外せます。そっと引っぱっても外せないときは、まだ熟睡していないと考えられるので、もう少し待ちましょう。

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おしゃぶりに頼りすぎないように要注意

おしゃぶりとミルク
寝かしつけのとき以外に、赤ちゃんが泣いたけれど家事などで手が離せないとき、泣きやまないとき…便利だからとたびたびおしゃぶりを使ってしまっている方もいるのではないでしょうか。成長とともに自然に卒業できればよいですが、中にはのちのち大変な思いをしているママ・パパもいるようです。

神アイテムとして頼りすぎるとあとで大変!

赤ちゃんにとっては安心感を得られ、ママ・パパにとっては赤ちゃんに手がかからなくなる、まさに神アイテム・おしゃぶり。しかし、頼りすぎて赤ちゃんが依存してしまい、いざおしゃぶりをやめさせようとしたときに大変だったという経験をしているママ・パパも少なくないようです。
生後6カ月くらいまでは精神状態の安定を優先しておしゃぶりを積極的に与えてもよいですが、おしゃぶりには依存性もあると考えられるため、その後は少しずつ使用頻度を減らしていくようにしましょう。

おしゃぶりは2歳半ごろまでには卒業したい

おしゃぶりのデメリットとして挙げられる歯並び・かみ合わせへの悪影響を考慮した場合、遅くとも~2歳半くらいまでにはおしゃぶりからは卒業できるようにしましょう。それまでに頻繁におしゃぶりを与えていた場合、急に与えなくなると子どもも情緒不安定になる可能性があります。先ほどもお伝えしたように、やはり少しずつ頻度を減らしていくのが得策です。
おしゃぶりをくわえている間は、口がふさがっているため、ママ・パパが話しかけても声出しができず、自分からも声出しができない状態です。長時間のおしゃぶり使用は発話の機会を減らしてしまうことにもなるため、発語し始める1歳ころからはできるだけコミュニケーションに重点を置くようにするといいかもしれませんね。

おわりに

おしゃぶりも上手に使えばママ・パパを助けるアイテムとして大活躍してくれます。使いすぎないように、赤ちゃんとのコミュニケーションもしっかりとっていくことを意識していきましょう。また、おしゃぶりをやめたあとは指しゃぶりにも注意してくださいね。

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