遠足といえば、前日の夜は興奮して眠れなかったとか、子どもにとって楽しみな行事のひとつです。遠足そのものよりも、おやつを選んで買ったりする準備の方が、ワクワクして楽しいと思う子どもも少なくはないでしょう。昔はよく耳にした「遠足のおやつは300円まで」ですが、どうやら遠足のおやつの決まりは少々変わってきているようです。
パターン別、遠足のおやつの決まり
遠足のおやつの決まりは、学校や園によって違いがあるようです。遠足のおやつといえば、昔はお友だち同士で交換するのが定番でしたが、最近ではアレルギー児童への配慮から、おやつの交換は禁止としている学校や園も多いようです。
合計金額の上限が決められている
今でも遠足のおやつの決まりとして最もポピュラーなのは、やはり「おやつは○○円まで」のようで、金額は200~500円くらいで設定されています。ただ、昔と違ってきているのは消費税を足した、端数のついた金額を上限として、「おやつは税込みで○○円まで」と子どもたちが混乱しないように表現するところが多くなっているようです。
遠足で食べきれる量だけ持ってくる
せっかく買ったおやつを全部食べきれずに、持ち帰ってくる子どもはけっこういます。「もったいない」「荷物になる」などへの配慮から、遠足のおやつの金額は指定せずに、「遠足の時間内で食べきれる量だけ持ってきて良い」としているところもあります。残ったおやつを帰ってから食べるのを楽しみにしている子どもにとっては、少々さみしい決まりかもしれませんね。
おやつ無し、または同じおやつを配布する
子ども同士がおやつの内容や交換などでもめるなど、家庭の事情でおやつを持ってこられないような子どもがいたりすることへの配慮から、「遠足のおやつは無し」というパターンもあります。また、学校や園で事前に徴収してある給食費などから工面し、全員に同じおやつを配布するという方法もあるようです。大人目線からの決まりに感じられるので、子どもたちからは不評のようです。
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いつも食べているおいしい定番お菓子
子どもたちが遠足のおやつを選ぶとき、自分が好んで普段からよく食べている、100円前後のお菓子をひとつは入れるのが王道のようです。ビスケットやプレッツェルの中にチョコレートが入ったお菓子、チップスやえびせんなどの塩系スナック、ガム、グミ、ラムネなど。おいしさと食べやすさを兼ね備えたお菓子が、遠足のおやつとして人気です。
遊び心が魅力、根強い人気の駄菓子
本当においしいかどうかは選択基準に入れず、遊び心と合計金額の調整のために欠かせないのが10円くらいから買える駄菓子です。普段はわざわざ買って食べない子どもでも、遠足のおやつとなると話は別です。自分で計算しながら上限ギリギリまで買う楽しさがあります。クジが付いているものもあり、今なお子ども心をつかんで離しません。
いろいろ選べてお得でおいしい大袋菓子
チョコレートやクッキーが個包装になったファミリーパック、袋に入った一口ゼリー、小袋が連なったつり下げ菓子などをまとめて購入し、ひとつあたりの金額を割り出して、指定された合計金額分に組み合わせて持っていくという荒業もあります。親の資金協力も必要になりますが、好きなお菓子を少しずついろいろ持っていけるのが魅力です。
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社交的な我が子に困惑する引きこもり主婦。トイレでの愛読書はナンシー関さん。
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