食べるスピードをあげるポイント
食べるのが遅い原因をみつけたら、改善策はすぐにみつかります。食べるのが遅い子を怒って早く食べさせようとすることはよくありません。子どもに努力させるだけでなく、ママのちょっとした工夫でスピードをあげることができます。
食卓におもちゃは置かずテレビは切る
食事に集中せず食べるのが遅い場合は、環境づくりから始めましょう。食事を食卓に並べる前にゲーム機やおもちゃを片づけます。きちんと片づけなくても、食卓の上から取りあえず移動させればいいのです。食事とおもちゃが一緒に視野に入らなければ問題ありません。
そして、テレビをみながらの食事はよくありません。しかし、番組の途中でテレビを切ることは至難の業です。番組と番組の途中の「切りがいいタイミング」でサッとテレビを切り「ごはんだよ」と気持ちを切り替えましょう。
体調や年齢にあった献立を考える
病気でなくても食欲が落ちる原因はあります。暑い日は水分が多い料理ならば食べやすいでしょう。疲れているときには、麺類ややわらかい料理がいいかもしれません。食べるのが遅い子どもは、口の中に入れてから飲み込むまでに時間がかかっていることが多いのです。年齢にあった固さや味つけに献立を変えることで、食べるスピードを速くすることができます。
食事量を減らして完食をめざす
いつも食べるのが遅い子は、遅いことや残すことに慣れてしまっているかもしれません。まずは「完食できる喜び」を感じられるように食事の量を減らしてみましょう。「全部食べられた」という喜びを知ると、食べることが楽しみになり、自然と食べるスピードもあがってくるものです。
大皿で料理を出していると、子どもはどれだけ食べたのかが把握しづらくなります。完食の喜びを感じるためにも、一人前にわけて出したほうがいいでしょう。
おわりに
食べるのが遅い子のママは、ついイライラします。しかし、食事は楽しくしたいものです。「なんで遅いの」と考えるのではなく「よく噛んで食べている」と考え方を変えてみるといいのかもしれません。食べ盛りになれば、食べるのが遅かった子も「早食い」で悩むようになるものです。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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