ランドセル重さ問題の解決案
ランドセルの重さを問題視する大人は警鐘を鳴らしていますが、根本的な解決にはいたっていません。この問題は、社会全体で共有して解決の糸口を探っていかなくてはなかなか解決しないでしょう。ランドセルを廃止して軽いリュックサックを採用した地域もあるようですが、問題は中身の重さです。
教科書持ち帰りは本当に必要か?
多くの小学校で、教科書を学校に置いて帰ることは禁止されています。音楽や図画工作のような特別教科以外は、毎日持ち帰るように指導しているのです。予習復習の習慣づけや、宿題のために持ち帰らせるという学習面の効果を重視したものです。机の整理を自分でできるようにする、といった生活面での指導効果も期待しています。しかし、海外では学校と家の両方に教科書を置くようにしている国もあります。
ICT教育の普及が解決の糸口となるか?
各地の小学校で、授業にパソコンやタブレットを利用するICT教育の研究が行われています。「教科書をすべてタブレットで見られるようにする」というのは、視力の発達にも影響があるので難しいかもしれませんが、家庭学習用に利用するのであれば、影響は少なくてすむでしょう。前もって与えられた宿題をタブレットでこなし、翌日の授業で理解を深めるという学習方法も注目されています。こうした機器の導入が、ランドセルの中身を減らす解決の糸口になるかもしれません。
おわりに
子どものランドセルは、大人が想像している以上に重たくなっています。低学年のうちは、身体も小さく負担が大きくなるので、荷物が重すぎないか、十分注意する必要があります。学期末の持ち帰り時期には、毎日少しずつ荷物を持ち帰るようにアドバイスをしてあげてください。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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