座りションへの道~妥協点を探る
最初から座りション習慣が身に付けばそれに越したことはないのですが、男の子の場合、トイレトレーニングそのものが難航し、いろいろ試した結果、立ってだったら遊び感覚でできるようになったなどと言う場合もあるでしょう。一度立ってすることを覚えてしまったら、もう座ってはくれないのでしょうか?
立って用を足すことは外出先で覚えましょう
ここまで男の子の座りションをおすすめしてきましたが、「おうちでは座ってする」が根付いてきたら、外出先で立ってすることを覚える必要があります。パパにお願いするのはもちろん、スーパーなどでは女子トイレにも供用小便器がよくあります。そんなときは、立ってすることを覚える絶好のチャンスととらえて積極的に利用しましょう。(幼稚園では新入園児が男の子用の小便器に座ろうとしていたという話もよく聞くところです。)ただし、それはあくまでも外出先でのお話。おうちでは、おうちのルールとして座ってもらいましょう。オン、オフで差を付けることも必要です。
おうちでも立ってするようになってしまったら
子どもも世界が広がってくると、座ってすることに疑問を持つときがあるかもしれません。それがわが家のルールと推し進めるのもひとつの手ですが、やはりそこは、きちんと理由を説明し、協力をお願いする方がお互い幸せな結果を得られます。もし、パパが座りションに対して理解を示してくれているのなら、同性であるパパから説明された方が理解できるでしょう。小さなころなら一緒に入ってトイレの使い方をチェックすることもできます。
せめて朝イチだけは座ってもらいましょう
パパが座ることに対して断固反対の場合、せめて息子は…と思ってはいても、ある程度大きくなると座ってくれなくなる場合があります。そんなとき、こんな提案をしてみてはどうでしょう。「朝起きて初めてトイレに行くときだけでいいから座って」と。この朝起きて最初のトイレ。尿がたくさんたまっている上に、体の機能上、一番飛び散りやすい状態になっており、結果、一番汚れる確率が高いのです。これに協力してくれるようであれば、地道に説明を続ければ思春期が終わるころには座ってくれるかもしれません。
おわりに
座りションは男性にとって自然なことではありません。なので男の子も本能で拒むという場合もあるでしょう。要は最初が肝心なので、トイレトレーニングを地道に頑張っていくしかないのです。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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