保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
産後も仕事を続けたい、もしくは新しく始めたいママにとって、保育園の入所は大きな課題。自治体面談を受けて入所の内定をもらっても、ごくまれに保育園の面談で内定を取り消されてしまう、なんて話を耳にして不安になる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、保育園の面談で質問される事項をご紹介します。事前に備え、当日までにできる限りの準備をしておきましょう。
面談をする前に把握しておくこと
毎日を一緒に過ごしているママからしてみれば、子どものことを知り尽くしているのは当たり前!しかし、いざ質問されると思い出せないこともあるのです。面談をスムーズに進めるために、まずはいくつかの項目を事前に把握しておきましょう。
家庭内での子どもの過ごし方や性格
子どもが家庭内でどのようにして過ごしているのかをチェックしましょう。興味のあるおもちゃや遊び、歯みがきやお風呂は嫌がっていないか、月齢によってはトイレは一人でできるのか、もしくはトイレトレーニングの状況などは、保育園生活を送る上でも必要な情報です。家庭内と外とでは変わってしまうこともありますが、どんな性格なのかもよく質問されます。
生活のリズムと食事の内容について
保育園へ入所してからの生活リズムを問われる可能性もあります。現段階での生活状況を踏まえた上で、保育園から帰宅後の過ごし方、朝・夜ご飯の時間、お風呂に入る時間、就寝時間などを確認しておきましょう。また、普段から家で食べている食事メニューや食べる量、好き嫌いの有無なども把握しておくと質問に答えやすいですね。
予防接種の状況や体質といった健康状態
予防接種の状況は必ず質問されます。ただし、数多くある項目を全て覚えていくのはなかなか難しいことなので、事前に確認しつつ、当日は母子手帳を持参しましょう。また、食物アレルギーやアトピーなどといった体質の有無はもちろん確認する対象ですが、周りの子より疲れやすい、なんてことも先生にとっては重要な情報ですよ。
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面談で聞かれる質問はこんなこと
面談で聞かれる質問というのは、保育士の方が保育をする上で知っておきたい情報を収集したいだけなのです。堅くなる必要はありませんが、急に聞かれると焦って答えらえないといった方も多いかと思います。ここでは質問されやすい内容と答え方の例をご紹介します。
1.家庭での食事中の様子・好き嫌いなど
好き嫌いの有無やアレルギー、食事量などもそうですが、食事をする際に立ち歩かず終わりまで座って食べることができるのか、スプーンやフォークを使えるのか、食べ終えるまでに時間はかかってしまうか、嫌いな食べ物を食べさせる方法があるか、などといったことも重要です。家庭内ではなんてことなくても、預かる側にとっては必要な情報ですのでありのままを伝えましょう。
2.性格や困ってしまったときの対処法
ママのお手伝いを進んでしてくれる、聞き分けがいいなどといった「良い部分」と、癇癪(かんしゃく)を起こしやすい、言うことを聞いてくれないなどといった「手を焼く部分」も全て伝えておきましょう。また、手を焼く部分が出てしまったときの対処法も伝えておくと、保育士の方が困ってしまっても対応しやすくなりますよ。家庭内と外では性格に差が出ることもありますが、あくまで家での性格を伝えてくださいね。
3.家でする好きな遊びや名前の呼ばれ方なども
ごっこ遊びやおもちゃ遊び、絵本、塗り絵、お歌に踊りなど、子どもが家でよくやっているお気に入りの遊びをそのまま伝えましょう。また、保育士の方が子どもとコミュニケーションを図る際に名前を呼ぶことと思いますが、普段どんな名前の呼び方をしているかや、こう呼ぶと喜ぶなどといったことも伝えておくといいかもしれません。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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