公立保育園民営化のメリットとは?
公立保育園の民営化は悪いことだけではありません。もしかしたら、現状よりも保育の質があがる可能性もあるのです。保育園によって個性あるサービスを提供し始めるかもしれません。また、残業をする人、夜勤がある人、園内での習い事を希望している保護者によっては、むしろ民営化がもたらすメリットがデメリットよりも大きい可能性もあります。
保育園独自の特別な保育事業の実施
公立保育園では実現不可能な、早朝保育、休日保育、夜間保育などの延長保育や送迎、イベントの開催、独自教育などのさらなるサービスの向上が期待できるといえるでしょう。保護者の中には、保育園のプログラムに英語や体操などの活動が提案されていると魅力を感じる方もいらっしゃると思います。つまり、民営化により働く保護者にとって便利なサービスが増えるといえます。
市町村各自治体にかかる運営費の削減
保育園が民営化されれば、国は民営保育園に補助金を払うだけでよくなるので、出費、仕事量ともに少なくなり当然負担軽減につながります。また、公立保育園の場合は保育士をはじめとする職員は公務員扱いなので、国全体で公務員数削減につながることになり、国にとってはよい制度といえるでしょう。つまり、われわれ国民が払う税金の節約につなげることができます。
待機児童数を減らすことができる
待機児童数減少は国の解決すべき急務となっています。公立保育園の民営化による民間企業の新規参入で、保育園の数も増え最終的に園児受け入れ数の増加につながります。また、サービスの多様化も待機児童の削減に貢献するでしょう。このように、保育園の空き待ちで職場に復帰できないでいる保護者にとって、新たな切り札として民営化を進めています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。あなたは保育園の民営化に賛成ですか、それとも反対ですか?デメリットもメリットもあって複雑ですね。公立から民営化になった保育園に預けているママからは”食事の食器がプラスチックから陶器になってうれしい”、”男性の保育士さんがいるので息子が喜んでいる”、なんて声も聞きます。が、上述の理由から民営化に大反対のママがいるのも事実です。今回取り上げた内容が保育園の民営化について考えるきっかけになることを願っています。
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ケーキづくりと旅行が大好きな母です。本業と執筆活動頑張っています!
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