心理的虐待を受けた子どもはどうなる?
いつも親から心理的虐待を受けている子どもは、親とのきずなを確かめ、安定した人間関係の基礎を作ることができません。その後の子どもの成長に大きな悪影響を及ぼします。
自分を大切にできなくなる
長期にわたって心理的虐待を受けていると「自分なんか生まれてこなければよかった」「生きている意味がない」などと自分を大切にできなくなってしまいます。同時に、他人ともうまくかかわることができず、他人と接するときに緊張したり、逆に乱暴になったりすることがあります。ひきこもりの原因のひとつとも言われます。
体の成長が阻害される
そもそも適切に食事を与えてもらっていなければ、栄養が不足します。また、虐待のストレスで栄養をうまく吸収できない場合や、味覚や触覚などの感覚刺激が不足する場合があれば、発育障害や発達遅滞の原因になる恐れがあるのです。
次の世代に引き継がれる恐れも
心理的虐待を受けて育った子どもが大人になったとき、どうすれば穏やかな子育てができるのかを知らないことが多いです。大切に子どもを育てたいと思っていても、ふとしたときに子どもを虐待してしまうなど、虐待は世代を超えて続いていく可能性があります。
おわりに
虐待の半数以上が心理的虐待です。言葉の暴力や無視がこれにあたりますが、体に傷が残る虐待に比べると発見が遅れてしまいがちです。心理的虐待は子どもの自尊心を傷つけ、健全な成長を阻害するため、早期に発見することが大切といえます。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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