「子育てタクシー」をご存じでしょうか?「全国子育てタクシー協会」が提供している、子育てのさまざまなシーンで利用できる、お役立ちのタクシーサービスのことを言います。しかし意外と詳細は知られていないのではないでしょうか?そこで今回は、子育て中の皆さんに向けて、子育てタクシーについてまとめてみましたので参考にしてくださいね。
子育てタクシーって?【基本情報】
そもそも「全国子育てタクシー協会」が提供している「子育てタクシー」とはどんなサービスなのか?ドライバーはどのようにして選ばれているのか?などの基本情報のほか、気になる補償制度についてもご紹介していきます。
ドライバーは「認定制」の子育てタクシー
子育てタクシーとは、「地域の子育て応援団」を掲げた、地域密着型のサービスです。おのおのの地域で「全国子育てタクシー協会」が認めた優良タクシー会社が登録を許されます。また、子育てタクシーの担当にあたるドライバーは、協会が指定している養成講座を受講し、保育実習を修了したプロフェッショナルですので、安心して利用できるのではないでしょうか。
「子育てタクシー」は「登録商標」です
「子育てタクシー」は「登録商標」になっています。登録商標とは、法律的に「子育てタクシー」を名乗れる権利があるということ。つまり、全国子育てタクシー協会が認めたタクシー会社だけが「子育てタクシー」を名乗ることができるのです。中には類似のサービスがありますので、利用の際は必ず正規の子育てタクシーなのかを確認してくださいね。
子育てタクシーには万全の「補償制度」があります
子育てタクシーは、子どもが一人だけで利用する場合や、陣痛が来た妊婦が利用する場合があります。サービスの特質を考慮し、全国子育てタクシー協会独自の補償制度「子育てタクシー補償」を確立。普通の自動車保険では補償しきれない傷害事故や所持物損壊のほか、人格権侵害等も補償の対象になっています。登録している子育てタクシードライバーには加入義務があり、万が一のときの保証も万全に考えられているのです。
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「子育てタクシー」お役立ちの四つのコース
子育てタクシーには、さまざまな利用シーンに応じて「かんがるーコース」「ひよこコース」「ふくろうコース」「こうのとりコール」の四つのコースが用意されています。ここではそれぞれの内容について見ていきましょう。
「かんがるーコース」:子連れでの外出時に利用
何かと荷物が多い子どもと一緒の外出に、思わず気が重くなってしまうことがありますよね。ベビーがいればなおさら、大きなベビーバックに、大物のベビーカーなどの荷物も。そんなときにお役立ちなのが子育てタクシーのサービス「かんがるーコース」です。子どもの健診や幼稚園への送迎、お買い物など、「親子でお出掛けするとき」に利用できるコースです。
「ひよこコース」:通園・通学・通塾時に利用
「ひよこコース」は、子どもが 一人で利用するコース。通園や通学、通塾などのときに利用することができます。「仕事で急な残業が入ってしまい、幼稚園に迎えにいけない!」そんなときにも、事前登録をしておけば、電話1本で利用が可能。送迎先への担当ドライバーの連絡や、指定の電話へ送迎完了の連絡など、細やかなサービスがうれしいコースです。
「ふくろうコース」:急なトラブル時に利用
昼間は元気に遊んでいた子どもが、夜になったらいきなり発熱!救急車を呼ぶまではいかないけれど病院につれていきたい。そんなときに利用できるサービスが子育てタクシーの「ふくろうコース」です。気分が悪くなっても、タクシーの中には「エチケット袋」を常備しているので大丈夫。急なトラブルが起こったときの、子どもだけの利用も可能です。
「こうのとりコース」:陣痛が来たら病院へ
陣痛が来たときに病院に運んでくれるサービスが、子育てタクシーの「こうのとりコース」です。陣痛がはじまったときに、周りに病院に連れて行ってくれる人が必ずいるとはかぎらない・・・。そんな不安も、子育てタクシーの「こうのとりコース」に事前登録しておけば、ひと安心です。いざというときは、電話1本で、タクシーが駆けつけてくれますよ。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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