【レシピ付き】納豆はいつから離乳食に使える?加熱は必要?

離乳食の納豆
納豆は、栄養豊富な発酵食品として有名です。においや粘りのある食べ物ですが、簡単な処理をすれば離乳食にも利用できます。スーパーで手軽に手に入り、価格もリーズナブルな納豆。食わず嫌いをせず、ぜひ離乳食にとりいれてください。レシピもあわせてご紹介します。

離乳食に納豆がおすすめ!

赤ちゃんの食事
「離乳食に納豆?」と驚かれるかもしれませんが、納豆は案外離乳食に向いている食品です。独特のにおいと粘り気が苦手という大人もいますが、もともとは「畑の肉」ともいわれる大豆を発酵させたもの。栄養があることは間違いありません。積極的にとりいれていきたいところです。

赤ちゃんに必要な栄養素が豊富

納豆に含まれる栄養素は、タンパク質、ビタミンB6、カルシウム、食物繊維、鉄分、カリウム、マグネシウムなどです。タンパク質は、同じ重さの牛ロースと同じくらい含まれています。タンパク質は、肉や血を作る栄養素ですから、日々成長し続けている赤ちゃんには必須です。しかし、まだ小さい赤ちゃんはお肉をたくさん食べることはできません。納豆は食べやすく栄養を摂取しやすい食べ物なのです。ビタミンB6は、免疫機能を高める役割があります。マグネシウムは、骨を作ります。赤ちゃんの成長には欠かせない栄養素が、一度にとれるところが、納豆のすごいところです。

離乳食中期からとりいれよう

離乳食にとりいれるタイミングは、中期(7カ月頃)がおすすめです。ミルク以外の食べ物にもひととおり慣れてきて、食への意欲が徐々にあらわれてくる頃ですし、もぐもぐ、ごっくんができる子も多くなっています。納豆をペースト状にすると、粘りがうまくとろみになって、飲み込みやすくなります。ただし、納豆の原料は大豆ですから、大豆アレルギーの心配もあります。はじめて与えるときは、そのほかの食品と同じように「少量から、午前中に」を心がけてください。

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納豆の与え方

スプーンに納豆
赤ちゃんにいきなり納豆を与えても、上手に食べられません。そこで、離乳食に納豆をとりいれる際の、ちょっとしたコツをご紹介します。もちろん個人差はあり、事前の準備が必要ない子もいます。嫌がらず食べられるなら、パックから出してそのまま与えても問題はありません。

はじめは念のため湯通し加熱

離乳食の基本は、加熱です。これは、食品についた雑菌を殺すためであり、食材をやわらかくして消化を助けるためでもあります。納豆は、大豆を蒸して納豆菌を吹き付け、発酵させた食品です。主役の納豆菌は悪い菌ではありませんが、心配な方は念のため湯通しで加熱するか、煮る・焼くといった調理をして与えてください。茶こしに入れて湯通しすれば手軽ですし、ねばねばがとれます。納豆の粘りは栄養もあり、もったいない気がしますが、食べやすさ優先です。自分で食べだす頃にねばねばのまま与えると、食卓が大変なことになりかねませんよ。

味付け不要!食べやすくきざんで

市販の納豆には付属のたれがついてくるものが多いですね。でも、赤ちゃんには味付けは不要です。たれやしょうゆを加えると、塩分過多になります。素材の味を楽しんでもらいましょう。もぐもぐしていてもまだよく噛めないので、消化のためには細かくきざんであげるとよいです。細かい方が食べやすいという利点もあります。あらかじめひきわり納豆を買っておけば、手間が省けます。ペースト状にしたいときは、すり鉢を利用します。ねばねばがとれた状態なら、フォークの背でもつぶせます。

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