「ママみたいに爪をかわいくしたい」と子どもにせがまれたことのあるママは多いのではないでしょうか。きれいな色でキラキラしていて、かわいい模様が描かれた爪に、興味津々!自分も同じようにやってみたい!と思う気持ち、よくわかります。ネイルをさせてあげたい気持ちはあるけれど、安全性はどうかなと心配にもなってしまいますよね。「キッズネイルにはネイルシールがおすすめ」と耳にしますが、最近人気のネイルシール、安全性は大丈夫なのでしょうか。
ネイルシールは本当にキッズにおすすめ?
ネイルシールは、シールのように貼るだけで手軽に爪のおしゃれを楽しめる、とても便利なアイテムです。ネイルサロンで施術してもらったような本格的なものから、子どもの好きなキャラクターが描かれたものまで、さまざまな商品があります。シールなので剝がれますが、それがおすすめの理由でもあるのです。
つけるのも剝がすのも簡単、が利点
爪のおしゃれといえば、マニキュア。爪にマニキュアを塗る姿に憧れの気持ちを持つ子どもたちも多いようです。しかし、マニキュアや除光液には強い薬剤を使ったものがあります。爪の油分や水分を奪う性質があるために、成人でも爪が荒れることがあるのですが、成長段階にある子どもたちの爪は薄いために、成人以上に爪の乾燥を引き起こす危険があるのです。さらには、アレルギー性の接触皮膚炎を引き起こしたり、慢性頭痛の元となったりすることも危惧されています。子どもがネイルを楽しむには、爪や肌に優しい素材でできているもの、除光液を使わずに落とせるもの、を選ぶことが大切。その点で、ネイルシールはおすすめです。簡単に貼れ、剝がすのもまた簡単にできます。
剝がれやすいのが子どもにどうよいの?
シールが剝がれにくいということは、それだけ強い粘着剤を使用しているということ。薬剤によって爪の水分や脂分が奪われるおそれがありますし、長時間シールを貼り続けているうちに汚れがつき、手先が不衛生になってしまうことも懸念されます。ネイルシールが簡単に取れてしまうのは、爪への負担を減らすことにもつながります。たしかに、お気に入りのネイルが取れてしまうのはさびしいことです。しかし、ネイルをするのは休日や特別な日だけ、などルールを決めてキッズネイルを楽しむ上でも、容易に剝がれることはとても有用です。
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ネイルシールの安全性は?爪に害はないの?
剝がれやすいことで爪への負担が少なくなるのはわかるけれど、貼り付ける部分などに使われている素材は人体に害にはならないのか、健康上問題はないのか、という疑問が残るかもしれません。次に、ネイルシールの材質についてみていきましょう。
ネイルシールは、何からできているの?
ネイルシールというと、つい表面、デザインがわかる方ばかりをみてしまいがちではないでしょうか。でも、安全性を考えたいときには、パッケージの裏面にある材質・素材の表示にも目を向けることが大切です。ネイルシール本体の材質には、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、UVインク(UV硬化インク)、シリコンなどが多くみられます。しかし、これらはシールの「表面基材」の材質で、直接爪に触れるのは表面基材に塗られたのりの部分「粘着剤」です。
シールの材質、表示は主に表面基材について
一般的に、シールは四層でできています。一番上はシール表面を保護する透明のフィルム。二番目は表面基材。三番目の層は粘着剤。そして四番目がシールの台紙(剝離紙)です。パッケージに材質として表示されているものは、表面基材や台紙の材質であることが多いようです。爪に直接触れるのは粘着剤の部分ですが、一般的に、ネイルシールにはアクリル系粘着剤が使われます。ばんそうこうなどの粘着剤としても使われており、皮ふへの刺激が少ないのが特徴です。ただし、低刺激性とはいえ長時間シールを爪に貼ったままにしておくのはおすすめしかねます。長くても1日にして、ネイルを楽しんだ日の終わりには爪から取り、爪の表面をきれいにするようにしましょう。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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